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地震被災地とコラボ「復興将棋盤」 山形・天童と宮城・東松島が販売へ

3/13(水) 16:33配信

毎日新聞

 「将棋のまち」として知られる山形県天童市の天童商工会議所は13日、2011年3月に起きた東日本大震災で被災した宮城県東松島市の木材などを活用し、復興の後押しを目指す将棋盤の試作品を発表した。同商議所と東松島市は、年内の商品化を目指している。

 同商議所などが展開する将棋駒を軸とした地域振興策「コマノミクス」について紹介する講演が今年1、2月に宮城県内であり、東松島市の担当者が関心を寄せたことから具現化が急ピッチで進んだ。

 コマノミクスの一環で開発された縦横6マスの「66将棋」を「復興66将棋盤」と名付けて3種類を試作。東松島市野蒜(のびる)地区の杉を薄く裁断して重ねたLVL(単板積層材)で盤面を作った「LVL集成材活用将棋盤」▽宮城県産の稲わらと熊本地震で被災した熊本県八代市産のい草を材料に東松島市の畳店が作った「畳将棋盤」▽同市と交流のあるデンマーク発祥の縫製方法「クロスステッチ」で編んだ布製の「クロスステッチ将棋盤」がお披露目された。

 講演で66将棋を紹介した尚絅(しょうけい)学院大(宮城県名取市)の松田道雄特任教授(58)は「ものづくりを通して復興支援ができたら」と話し、講演を聞いて天童商議所や地元事業者とのやりとりを進めた東松島市市民協働課の難波和幸・協働推進班長(49)は「資材の活用はもちろん、天童市との交流や将棋盤を通じての震災の風化防止にもつながれば」と語った。【日高七海】

最終更新:3/13(水) 17:46
毎日新聞

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