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温暖化が原因で、ビール不足になる日が近い!?

3/13(水) 21:31配信

ELLE ONLINE

ビール党のみなさんに、悲しいお知らせ。

世界規模で起きている気候変動。まだ実感していないかもしれないけれど、その影響でとんでもない事態が起こる可能性が指摘されている。そのひとつがビール不足。ビールと異常気象に関する最新の研究では、地球上の平均気温が上昇すると、大麦の生産量(と、何百万という人々の生活の糧)が減少すると予測されている。大麦の収穫量が少なくなるということは、ビールの生産量も減少、ビールが貴重になって値段が上がるということを意味している。

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毎週月曜に発売される植物の専門誌『ネイチャー・プランツ』に掲載された研究論文によると、気候変動の予測モデルを作物の生産量や世界の景気動向と比較して分析したところ、ビール好きにとって悲しい未来が待っていることがわかったという。

ビールの原料となる大麦は、干ばつと暑さの影響を受けやすい作物。気候変動から予想されている最悪のケースでは、世界のビール消費量が16%減少する可能性が指摘されている。これは、ビールの生産量が減るのが理由で、それにより、世界中のビールの価格が平均で2倍程度に上がることも示唆されている。最悪のケースを回避できたとしても、それでも価格は15%ほど上昇するとのこと。

研究論文の共著者であり、地球システム科学の准教授であるスティーブン・デービスさんは、科学雑誌『ポピュラー・サイエンス』の誌面でこう解説している。

「今後起こりうるシナリオでは、温暖化が中程度の年は、米国におけるビールの価格が 6本パックあたり約134円上昇。また、温暖化がより深刻で極端な年には、価格が倍以上となり約937円上昇すると見込まれています」

それでもアメリカはまだラッキーな方。デービスさんによると、ベルギーやポーランド、カナダのようなビール好きの多い国では、さらに極端な価格の上昇がみられそうだとのこと。アイルランドでは、ビールの6本パックあたり 約2,255円以上値上がりする可能性があるらしい。ビールはたまにしか飲めない高級品になるのではとデービスさんは予測している。

研究論文の共著者で、気候変動経済学の教授であるダボ・グアンさんも、「ビールが愛されている国々では、非常に大きな問題になるでしょう」と『CNN』に対して話している。

ここで、明るいニュースにも目を向けてみよう。

アメリカで実施されたある調査によると、サステナブルで環境を破壊せずに地球にやさしい方法で作られたビールなら、6本パックあたり約147円多く支払っても選びたいと考えていることがわかった。サステナブルな取り組みが明るいビールの未来を作るかも? そう、私たちは完全に希望を失ったわけじゃないのだ。

original text : Sarah Rense translation : Rubicon Solutions, Inc cooperation : Yuko Ehara

※この記事は、海外のサイト『エスクァイア』で掲載されたものの翻訳版です。

ELLE gourmet

最終更新:3/13(水) 21:31
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