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朝日に起業家“道場” 投資信託会社社長(富山出身)が4月に法人設立

3/13(水) 5:00配信

北日本新聞

 富山発の起業家を増やし、地方創生や交流人口の拡大を目指す一般社団法人「みらいまちLABO(ラボ)」が4月に発足する。投資信託運用会社「レオス・キャピタルワークス」(東京)社長・最高投資責任者の藤野英人さん(52)=富山市出身=が代表に就き、県内の若手企業人に協力を呼び掛けた。朝日町内の古民家を拠点に県内外の経営者らを招いた勉強会などを行い、経済交流を深める考えだ。(朝日・入善支局長 吉本佑介)

 藤野さんはファンドマネジャーとして成長が見込める国内の中小企業を中心に投資運用をしている。若者育成を目的とした北日本新聞社の「平成広徳塾」で講師を務める。

 LABO設立のきっかけは、朝日町中心部で空き家を利用したまちづくりに取り組む建築家、坂東秀昭さん(44)=同町平柳=との出会いだった。坂東さんの依頼で町を訪れた藤野さんは自然環境や町特産・バタバタ茶をはじめとした文化資産に触れ、古里での活動拠点を置くことにした。

 かねて「地方、富山での起業が少ない」と感じていたため、規模の大小にかかわらず起業に興味がある人、真剣に検討している人、既に実現し活躍している人たちを交えた定例勉強会を発案。自らのネットワークを活用し、首都圏のコンサルタントやアーティスト、地元・富山の企業人を呼び、学び合う場とする。

 法人設立は4月下旬をめどとしており、県内の飲食・食品業界や印刷会社の若手経営者らが理事として参加する予定だ。キックオフ企画として、東京と富山の企業関係者や中核メンバーによる打ち合わせと懇親会を同6日に開くほか、6月下旬から7月にかけて第1回を計画している。

 会場とする古民家は同町草野の木造2階建て約396平方メートルで、数十人規模を収容できる施設へとリニューアルする。名称は富山弁の「だらだちゃ」をもじったという「Dahra Dacha(ダーラダチャ)」。Dahraはサンスクリット語で「流れ」、Dachaはロシア語で「別荘・離れ」を意味する。

 LABOの活動がない期間は地域住民が集い憩える場所として一般開放することも検討している。藤野さんは「まちの商店から上場する会社まで、さまざまな起業の動機付けをしたい。参加者が共に刺激し合う“道場”のような事業を目指す」と話している。

北日本新聞社

最終更新:3/13(水) 12:45
北日本新聞

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