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中国の政治協商会議で台湾人委員が統一支持表明 内政部など対処へ

3/14(木) 15:27配信

中央社フォーカス台湾

(上海 14日 中央社)中国の政治助言機関、全国政治協商会議(全国政協)で委員を務める台湾出身の凌友詩氏が11日、台湾と中国の統一を支持する旨の演説を行った。台湾の対中国政策を所管する大陸委員会は13日、台湾人が中国大陸で政治的な機関の成員となることは許されないと書面で説明。凌氏について両岸(台湾と中国)に関する条例に違反しているとの見方を示し、担当機関である内政部(内務省)に早期の対処を要請するとした。

凌氏は演説で「中華人民共和国政府は中国唯一の合法な政府であり、中国政権の正統である。この地位は両岸統一の過程において最も重要なことだ」と主張。「将来、両岸が平和協議を行う際、中国唯一の合法な政府は『1つの国家、1つの憲法、1つの中央政府、1つの軍隊』という原則を守るべき」とも訴えた。演説の後、汪洋・全国政協主席は凌氏に対して親指を立てるポーズをし、称賛を示したという。

資料によれば、凌氏は南部・高雄の出身で17歳のときに香港に移住。昨年から同会議で委員を務めている。

大陸委員会によると、凌氏は台湾と中国の交流について定めた「台湾地区・大陸地区人民関係条例」(両岸人民関係条例)の第33条に違反。10万~50万台湾元(約36万~180万円)の過料が科される。同委員会は、中国側は台湾出身者を丸め込み、政治的な活動に参加させることで宣伝のためのテンプレートを作り上げようとしていると指摘した。

内政部の徐国勇部長(内相)は13日、立法院(国会)内政委員会で答弁に立ち、凌氏の発言について「あるまじきこと」と非難。凌氏の戸籍を取り消すかどうかについては、規定にのっとって対処するとの方針を示した。

(張淑伶、繆宗翰、陳俊華/編集:楊千慧)

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