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第九のアジア初演は捕虜が STU新谷野々花さん、学んで一言

3/14(木) 7:30配信

朝日新聞デジタル

 瀬戸内7県を拠点に活動するアイドルグループ「STU48」と各地の魅力を紹介する「瀬戸リスト」。新谷野々花さん(14)と三島遥香さん(20)の2人が、ベートーベン「第九」アジア初演の地、徳島県鳴門市で歴史に思いをはせた。

【写真】「歓喜の歌」を作ったベートーベンの像の前で指揮のしぐさをするSTU48の新谷野々花さん(左)と三島遥香さん=徳島県鳴門市、井手さゆり撮影

 ♪フロイ・デ・シェー・ネル

 新谷さん「あー、なんかこの曲聞いたことある!」

 三島さん「あれよね、ベートーベンの第九!」

 第1次大戦当時、現在の鳴門市にあった板東俘虜(ふりょ)収容所で、ドイツ兵捕虜たちが第九を初めて演奏した。2人が訪れた市ドイツ館の「第九シアター」では、その様子を可動式の人形が再現する。

 学芸員の長谷川純子(すみこ)さん(43)は収容所について「捕虜というと、とても大変な生活を強いられるイメージがあると思います。でもここでは、スポーツや演劇、出版など様々な活動もありました」。松江豊寿所長が捕虜たちを人道的に扱い、自主性を尊重したことを解説。地域との交流や遠足もあったことを紹介すると、新谷さんは「学校みたい!」。

 「どうして兵隊さんなのに、難しい第九を演奏できたんですか?」と三島さん。長谷川さんは「捕虜の中には音楽家もいて、中心になってオーケストラや合唱団をしていました。その中での第九の演奏でした」と説明した。

 同館では収容所で製作されたマンドリンや音楽会のプログラムなどを展示。捕虜が日本の風習を採り入れて浴衣を着たり、自室で楽器を練習したりといった様子を、模型で振り返ることができる。(中村律)


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 しんたに・ののか(14) 広島県出身。愛称は、のんちゃん。趣味は料理で、和風ハンバーグが得意。自分の中の流行は、小説を読むこととバスを待つこと。


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 みしま・はるか(20) 徳島県出身。地元の一押しスポット眉山(びざん)は「ロープウェーで行けるのでワクワク感がたまりません!」。徳島ラーメンも大好きとか。

朝日新聞社

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