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【時論】WWW30周年と統制されたインターネット世界=韓国(1)

3/14(木) 14:02配信

中央日報日本語版

インターネットを自由な開かれた空間にしたワールドワイドウェブ(www)が12日で30歳を迎えた。しかし、お祭りムードとは距離がある。30周年を記念するインタビューでワールドワイドウェブの創始者ティム・バーナーズリー氏は「(今のウェブは)我々が望んだ姿ではない」と述べた。失望と憂慮はウェブだけに限られない。グーグルの最高経営責任者(CEO)を務めたエリック・シュミット氏は昨年、あるカンファレンスで「今後10年以内にインターネットは2つの陣営で分かれるだろう」と警告した。シュミット氏が述べた2つの陣営とは、最終的に中国が主導するインターネットと米国が主導してきたインターネットだ。シュミット氏は中国がインターネットを通じて莫大な富を創出し、技術的にも速いペースで発展しているが、中国のインターネットには政府の監視と統制という危険要素があることを指摘した。

インターネットはよく海に例えられ、誰にでも開放された空間という理想を持って発展してきた。しかし多様な国と文化圏をつなぐ過程で、それぞれの体制が受け入れがたいほど異なる基準を持つことが明らかになった。例えば米国をはじめとする西側世界では表現の自由を最優先にしてインターネットを政府の干渉から分離しようとする。半面、中国やロシアのように民主主義が発展していない国の場合、安全と社会統合を理由に政府がインターネットを統制して検閲することが多い。

特に中国では2008年北京オリンピック(五輪)以降、国内の政治的反対勢力を抑圧して自国のインターネット産業を保護するという理由で、フェイスブック、ツイッター、ユーチューブを中国で使用できないよう遮断した。政治的に敏感な内容の検索を制限すべきだという中国政府の要求を拒否したグーグルも中国市場から退かなければならなかった。

問題はこうした監視と統制、個人情報侵害を日常化する中国式インターネットが中国だけに限られないところにある。2月、インドはフェイスブック、グーグル、ツイッター、ティックトックなどのサービスで政府が問題ありと判断するコンテンツの削除を要求する法案を議会に上程し、通過を待っている。ロシアはセキュリティーを理由に国内インターネットをほかの世界のインターネット網と完全に分離する法案を発議した。中国のインターネットは世界と分離して自国だけのインターネット環境を持つとして「万里の長城ファイアウォール(Great Firewall)」と呼ばれる。今ではそのファイアウォールが中国を越えて北側ではロシア、西側ではインドを越えて中東まで含む巨大な「統制されたインターネットワールド」が形成されている。

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