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欲しいものは“物理メディア”で買うべき? ピエール瀧容疑者逮捕で考える「デジタル時代の購入と所有」

3/14(木) 19:58配信

ITmedia NEWS

「正規版が出回らない」ことの意味

 「時すでに遅し」とならないために、欲しいものはCDなりゲームのパッケージ製品なり物理メディアで購入し、手元に残しておくべきなのだろうか。今回のように大きな話題になってしまうと、転売屋に目を付けられ、ファンが作品を入手できないという問題も生じる。

 セガゲームスが販売を自粛したゲーム作品「JUDGE EYES:死神の遺言」のメーカー価格は8290円。フリマアプリ「メルカリ」では定価を超える出品も見られ、一部には「15本セット」をうたう高額出品もあった。自粛のせいで正規版が出回らなくなり、結果的に転売屋や違法サイトが潤ってしまうというのも皮肉な話だ。

 物理的な製品はサービス提供側の都合で突然利用できなくなったりしないが、紛失や劣化、専用の再生機器が市場からなくなるなどのリスクはある。一方のデジタルコンテンツは利便性が高い一方で、利用者側の「権利」についてまだまだ改善の余地があるように思える。例えば購入した作品はメディアやサービスを変えても利用できるような柔軟な仕組みができれば、安心して購入できるだろう。ひいてはコンテンツ市場も広がりを見せるかもしれない。

 今回の一件は、コンテンツの流通の在り方も含め、デジタル時代における「所有」の意味について、あらためて考えさせられる出来事だった。

ITmedia NEWS

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最終更新:3/15(金) 13:02
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