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かど番栃ノ心、白星先行「そりゃ気持ちいい」

3/14(木) 21:23配信

産経新聞

 左上手、右下手をつかむとやっぱり強い。かど番の栃ノ心が今場所初の連勝。序盤5日間を終えて白星を1つ先行させた。「連勝すると、そりゃ気持ちいいでしょ」。まだ万全ではない身体と向き合いながら必死に前に進んでいる。

 直近3場所で37勝を挙げ、圧倒的な強さで大関に昇進したのが昨年名古屋場所。その後は右足親指や右太ももなどのけがもあり、2桁勝利すら挙げられていない。「俺は気持ちが弱いと思う」。身長191センチの大関がつぶやいたことがある。猛稽古で番付を上げてきた31歳。けがで思うように鍛錬を積めず、自信が持てなくなっていた。

 この日の朝稽古。同部屋の碧山と熱のこもった相撲を取る姿があった。激しいぶつかり合いに、身体を真っ赤にさせていた。けがの影響で2月はほぼ稽古できなかったが、日に日に状態は上がっている。「俺は稽古しないと。稽古ができると自信になるから」

 魁聖との一番は迫力があった。右四つに組み止めると力比べでは負けない。引きつけ合いからがぶり、有無を言わさず寄り切った。土俵下の阿武松審判長(元関脇益荒雄)は腕力の強さを認めつつ、「まわしを取らせない相手にどうするか考えないと」と注文をつける。

 千秋楽を良い形で終えられそうか-。取組後の支度部屋で報道陣に問われ、「だったらいいんだけどね」。にこっと笑った顔に自信が少し戻ってきているようだった。(浜田慎太郎)

最終更新:3/14(木) 23:50
産経新聞

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