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ブリ輸出額が過去最高 でも遠いサーモンの背中 研究開発に差

3/14(木) 11:00配信

みなと新聞

育種に10年 スピード感欠く研究開発

 ブリは成熟に3年かかる。3世代を交配させて優良家系をつくるには約10年の期間が必要となる。現状の水研機構のプログラムでは、優良種苗が生産現場へ供給できるのは29年の予定とスピード感に欠く。

 水研機構の宮原正典理事長は焦りを見せる。「育種に10年かかるというスピード感でよいのか。主要な競争者であるサケは、三菱商事が約1500億円でノルウェーの大手サーモン養殖業者セルマックを買収し、種苗生産施設だけで70億円を投資したという話がある。これらと競争するのにわれわれの規模感は見合っているのか。国は成長産業化のためにもっと力を入れてほしい」

 人工種苗の導入でブリ養殖の未来は大きく変わる。官民一体となって現場への普及を急ぐ必要がある。

[みなと新聞2019年3月13日付の記事を再構成]

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最終更新:3/14(木) 11:03
みなと新聞

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