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ボーイング737 MAX8、相次ぐ墜落事故で運航停止 欧州・中国に続き米国も

3/14(木) 13:04配信

THE PAGE

半年間で2件の墜落事故 各国が運航停止

 米ボーイング737MAX8の墜落事故が相次いでいることで、中国や欧州などに続き米国も当面運航を停止する措置を決定しました。ボーイング737は長年にわたって売れ続けているベストセラー機で、各国の航空会社は高い信頼を寄せてきましたが、一体、何が起こっているのでしょうか。

 3月10日、エチオピア航空302便(ボーイング737MAX8型機)がエチオピアの首都アディスアベバを離陸した後、アディスアベバの郊外で墜落。乗客乗員157人全員の死亡が確認されました。同型機の事故は半年前にも発生しています。2018年10月、インドネシアのライオン航空610便が、ジャカルタを離陸直後にジャカルタ沖に墜落しており、乗客乗員189人が死亡しています。

 半年の間に立て続けに2件、同型機の事故が発生したことから、欧州航空安全機関はEU域内におけるボーイング737MAX8型機、同9型機の運航を一時停止することを明らかにしました。中国の航空当局も、各航空会社に対して737MAXの運航停止を求めたと報道されています。米国の航空当局であるFAA(米連邦航空局)は当初は停止の措置は行わない方針でしたが、トランプ大統領の命令を受け運航停止を決定しました。

飛行管理ソフトのアップデートへ

 ボーイング737シリーズは、1967年の初飛行以来、累計で1万機が生産された大ベストセラー機として知られており、各国の航空会社は同シリーズに対しては高い信頼を寄せてきました。737MAXシリーズは第4世代の機体でボーイング社の小型機としてはもっとも新しい製品です。

 事故の詳しい原因は不明ですが、2つの事故には離陸後、それほど長くない時間に墜落しているという共通点があります。もっとも飛行機事故のほとんどは離陸直後や着陸時に集中していますから、それだけで同型機が危険であると判定することはできませんが、ボーイングでは事故を受けて同型機の飛行管理ソフトウェアをアップデートする方針です。

 同型機が本当に危険なのかについては詳しい調査を待つ必要がありますが、ボーイングにとってはすでに大きな打撃となっています。このところ航空機市場は小型機が主戦場となっており、ボーイング737シリーズは同社にとってまさにドル箱の製品でした。しかしながら飛行機は安全が第一ですから、原因を完全に究明できるまで、慎重なスタンスが求められることは言うまでもありません。


(The Capital Tribune Japan)

最終更新:3/14(木) 13:04
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