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85人「真備を愛し、前へ」 豪雨被災の真備中で卒業式

3/14(木) 22:37配信

山陽新聞デジタル

 西日本豪雨で校舎が被災した倉敷市立真備中(同市真備町箭田)は14日、卒業式を行い、85人が復興への決意と仲間への感謝を胸に一歩を踏み出した。

 真備中は3階建ての校舎の2階まで浸水。生徒は、倉敷芸術科学大(同市連島町西之浦)に一時通い、昨年10月からは真備東中(真備町辻田)のプレハブ校舎で授業を受ける。卒業式も通い慣れた母校ではなく、同中体育館で市内の他の中学より1日遅れで開かれた。

 齋藤善紀校長は一人一人に卒業証書を手渡し「皆さんは豪雨で大切なものを失ったが、その分、人に対する優しさや思いやりが育まれ、たくましく成長した。母校を誇りに大きく羽ばたいてほしい」と激励。卒業生代表の女子生徒(15)は「支えてくれた人への感謝を忘れず、真備を愛し、前を向き歩いていく」と述べた。

 式後、卒業生らは教室で最後のホームルームに臨み「みんなに会えて良かった」「自分に負けず頑張っていく」などと一人ずつ思いを語った。地元住民から贈られた「門出」が花言葉の市特産スイートピーを手に、クラスメートや担任教諭と記念写真を撮った。

 被災した自宅のリフォームを終えた男子生徒(15)は「仲間の存在が『力』になった。母校での思い出を糧に高校で勉強を頑張る」と話した。

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