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国の責任、再び認めず 原発避難者集団訴訟・千葉第2陣 地裁判決

3/14(木) 15:25配信

千葉日報オンライン

 東京電力福島第1原発事故で福島県の避難指示区域外から千葉県に自主避難した6世帯19人が、国と東電に計約2億4千万円の損害賠償を求めた集団訴訟(千葉第2陣訴訟)の判決で、千葉地裁(高瀬順久裁判長)は14日、国の賠償責任は認めずに、東電の責任だけを認め、9人に計約509万円を支払うよう命じた。地裁は2017年9月の千葉第1陣訴訟でも、国の責任を認めなかった。

 判決は、津波発生は予見できたが、予見可能性の程度や当時の知見からすると、対策を講じなかったことを不合理とは言えないとした。原告の一部に自主避難の合理性を認めたが、いわゆる「ふるさと喪失慰謝料」は認めなかった。

 一審判決は全国9件目。国を被告とした訴訟7件のうち、千葉地裁の2件を除き、5件で国の責任を認めている。弁護団は「あまりにもひどい判決。がく然とした。国の責任を断罪してきた流れが止まってしまった」と怒りをにじませた。

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