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【我が家の相続問題 2】初めての株売却に立ちはだかる「物納制度」 売りたくなかった祖父との思い出の鉄道株券

3/14(木) 16:00配信

マネーの達人

農地を売却する選択肢は当時の私にはありませんでした

相続が発生したのは平成5年。

バブルが崩壊し株価がどんどん下落していた時代の事です。

我が家には、預金はありませんでしたが、調整区域の農地が多くあった上、地価も高いままでした。

そのため、相続税の申告書に記載された預金残高では納税資金が到底足りません。

もちろん私の預貯金を足しても、焼け石に水です。

ため息をつきながら、申告書をよく見たら、資産株が結構あり、この株を全て納税に当てれば、相続税が何とかなるかも、と気づきました。

■初めて証券会社に
証券会社にて父が亡くなったことを伝えると、担当の方がすぐ出てきて、「お父様には大変お世話になりました」と言われ深々と頭を下げられました。

何だか、自分がどこかのボンボンのような気分になってしまった恥ずかしい記憶がよみがえります。

本当は売りたくなかった株券

相続税の株価評価のため、証券会社に行ったものの、株を売るつもりは、正直ありませんでした。

我が家の財産で株は、思い入れの強いものだったからです。

そもそも資産株を購入したのは、祖父でした。

祖父は、某鉄道の株券をコツコツ購入し、晩年には全線乗車証を入手し、孫である私を連れて、その鉄道会社の電車にてさまざまなところに連れて行ってくれました。

祖父の想い出 = 電車旅 = 株主優待券 ⇒ 売却すれば株主優待券がいただけない
といった、想いがあったのです。

【上場株式の相続税評価方法】
(1) 死亡日の最終価格
(2) 死亡月の毎日の最終価格(月中)の平均額
(3) 死亡月の前月の毎日の最終価格(月中)の平均額
(4) 死亡月の前々月の毎日の最終価格(月中)の平均額

上記の内、最も低い価格により評価することになっています。

この価格は、取引のある証券会社へ依頼すれば教えてくれます。

といいたいところですが、証券会社によっては、入手できないところもあります。

実務的には、YAHOOファイナンスにて過去の日々の株価は、入手できます。

また、月中平均の株価は日本取引所グループ(JPX)のHPにても公表されています。

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最終更新:3/14(木) 16:00
マネーの達人

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