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「薬物依存の悩み、必ず窓口に相談を」ピエール瀧容疑者の報道を受け、治療中の経験者が呼びかけ

3/14(木) 14:47配信

AbemaTIMES

 14日、コカインを使用した疑いで逮捕されたミュージシャンで俳優のピエール瀧容疑者(51)の身柄が検察庁に送られた。

 コカインはコーク、スノーなどとも呼ばれる無色の結晶または白色の結晶性粉末だ。南米原産のコカの木の葉が原料で、1gあたりの値段は5~6万円と、覚せい剤(2万円程度)と比べて高価だ。一方、効果の持続時間は30分程度で、覚せい剤は数時間~数日(個人差あり)よりも遥かに短いという。また、覚醒剤同様に依存度は非常に強いく、使用した場合は麻薬及び向精神薬取締法違反で7年以下の懲役に処される。

 薬物依存を治療中の崎山辰記さん(36)は10歳からサーフィンを始め、やがて大麻の使用を開始した。

 「ヒッピーだった父やおじなど、周りの大人が大麻を吸っていて、すぐに手に入れられる環境にあった。自分も吸いたいという気持ちが出てきで、不良外国人から受け取ったものを初めて使った。鼻から吸うと、直接脳に来た。コンビニで買ったおにぎりを家でパクっとした瞬間に、このスタジオに飛び込んできてしまったようなイメージで、現実がぐるっと変わる感覚になり、気持ちがよかった。“すぐに終わっちゃうな、またやらなきゃな、ずっとやろう“と思った。周りの大人も“お前、吸うのか。偉いな“と煽るような感じがあったし、やめたいという気持ちよりも、いくらでも欲しいという気持ちの方が強かった」。

 15歳になるとコカイン、覚せい剤、LSDにも手を広げ、日米で使用。何度も逮捕・服役、また、精神病院の入退院も繰り返した。そして24歳のとき、薬物をやめたい人のサポートとケアを行う民間のリハビリ施設「ダルク」に両親の勧めで入所したが、一旦退所すると、またしても薬物に手を出してしまったという。

 「助けてくれるところがなかった。刑務所から出ることもできないし、病院に行かなければいけないし、だったらダルクに行くしかないんだと。両親に“もう俺たちの手では食わしていくことができないから、生活保護を受けて、ダルクでみんなと頑張っていってくれ“と言われた。父親とは直接連絡を取っていないので分からないが、死ぬ時には同じ痛みを分かち合えたということで喜びあえると思う。それでも、家庭で悲しいことが多すぎたし、心の中では薬物を教えてしまった責任を感じていると思う」。

 今は「館山ダルク」に入所し、投薬を受けながら依存症と闘っている。

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最終更新:3/14(木) 14:49
AbemaTIMES

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