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【特集】路上のバイオリニストが大舞台へ いじめ、不登校、非行の過去

3/14(木) 13:33配信

MBSニュース

大阪の路上でバイオリンを弾き、大勢の観衆を集める男性がいます。美しい音色の裏側には、いじめや不登校、そして非行といった様々な挫折がありました。それらを乗り越え、路上から大きな舞台を目指すバイオリニストの素顔は?

半年間で手売りでCD1万枚以上売り上げ

大阪・梅田の路上で多くの視線を集めるバイオリニストがいます。洋楽や邦楽、そしてオリジナルソングまで幅広いジャンルを路上で弾いています。彼の名はSHOGO(ショウゴ)さん。15年以上、路上に美しい音色を響かせてきました。

【演奏を聴いた人】
「向かい側の道を歩いてたら素敵なバイオリンの音が聴こえたから、わぁ素敵ねって、聴いてみましょうって」(女性)
「チャラいっていうか、見た目が“お兄さん系”だったのでびっくりしました。音がきれいなのに、すごくギャップを感じました」(女性)
「(Q.何を持って来たの?)バイオリンのおもちゃ。楽しかった」(ファンの女の子)

ショウゴさんは音大に通うことなく独学でバイオリンをマスター。独自のスタイルを求めて、路上での演奏に行きつきました。

「(始めたころは)朝11時半から夜11時半までやっていました。最初はやっぱり恥ずかしいが勝っていました。緊張していました」(ショウゴさん)

その噂は口コミで広がり、自主制作のCDを半年間で手売りだけで1万枚以上売り上げたことも。常連のファンもできました。

一度は捨てたバイオリンの道 大阪で再スタート

ショウゴさんは岡山生まれ。5歳でバイオリンを習い始めました。才能は瞬く間に開花し、多くの大会でグランプリを獲得。ところが地元の中学校へ進学すると、いじめを受け不登校に。心に影を落とした彼はバイオリンで生きる道を捨て、非行に走りました。

「恐喝や傷害、悪いと言われることは一通りして。すべてが嫌になったというか、ほぼ家出ですよね。親は心配やから探し回るけど、こっちはこっちで逃げ回るしみたいな」(ショウゴさん)

中学校の卒業式も出ず、からだ一つで大阪へ。日々の生活もままならなかったショウゴさんを救った人がいました。大木貴光さんです。大木さんはショウゴさんを自宅に居候させ、当時勤めていた宝石販売会社に迎え入れました。彼自身も高校を中退し、広島から大阪へ飛び出したひとり。似たような境遇のショウゴさんを弟のように可愛がりました。

「犬拾うでしょ、猫拾うでしょ、単純に可愛かったんですよ、ぶっさいくな犬は拾いませんやんか。キティちゃんのピンクの健康サンダル履いた眉毛のないアホ(笑)。世の中に何かしてやりたいけど何もできへん自分の歯がゆさにチクショーみたいなっていうのがわかったから、ちょっとおいでさっていうのはある」(大木貴光さん)

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最終更新:3/14(木) 14:26
MBSニュース

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