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全体勝率トップへ邁進する栃木ブレックスの渡邉裕規「勝ちきったことが収穫です」

3/15(金) 18:05配信

バスケット・カウント

「最後に1点でも勝っていないと過程が報われない」

それでも、『個人ではなくチームで』の姿勢は課題にも言える。個人的に反省すべき点はあったが、チームは連勝を8に伸ばしているし、そこに貢献した自負はある。「僕は出たかったですけど、それはチームの采配だし、僕だけでやっているわけじゃないので。最後のシチュエーションになるまで繋いでいて、それは僕だけじゃなくてベンチのメンバーもそうなんで、声を出すことしかできませんでしたが、最後に1点でも勝っていないと過程が報われません。そういう意味でも勝ちきったことが収穫です」

「2点差に詰められたところも、ジェフ(ギブス)が決めてくれて。弱いチームだとあそこにボールは落ちてこないと思います。ジェフが決めきることもないでしょうし。それがチームとしての勝利だと思っているので、個人的な感情というのはないです」

良いところに目を向ければ、第1クォーターは最高の出来と呼べるものだった。ピック&ロールで作り出したズレを、全員が連動して広げてSR渋谷ディフェンスを切り裂く。最初の10分間でフィールドゴール17本中12本成功(成功率70%)、アシストは10まで伸びた。

狙い通りのチームオフェンスが見せられたことに渡邉も大きな手応えを感じている。「ピック&ロールをやるのも掛けるのも、ポケットパスが入るのもダイブするのも、その先にいるコーナーの選手がスペースを取っていないとシュートが生まれないですし。プレーをしている2人に目が行きますけど、すべては3人、4人と絡んでいるプレーです。ああいうオフェンスには練習で毎日やっていることが出ています」

「ポイントガードとして、その流れを作っている満足感はある?」との問いには「僕はコールしているだけですよ。みんなが上手いんです」との答えが、満面の笑みとともに返ってきた。

「やってきたことを忘れずに、自信を持ってやる」

残り3分半、ファストブレイクを浴びたところで鵤誠司がスティールに成功。逆速攻となったチャンスで、ライアン・ロシターからのパスを受けた渡邉は右コーナーからの3ポイントシュートを見事に決め、派手なガッツポーズが飛び出した。結果的に、この後にSR渋谷の猛反撃を浴びたのだが、この時点ではゲームウィナーであることを確信させるド派手な一発。それと同時に、栃木のチームバスケットのクオリティが凝縮されたシーンでもあった。

「その前まで5点差、7点差と苦しいところで、気持ち良かったのもあります。最近あまりガッツポーズしてなかったんですけど。もう一波が来ちゃったので、ちょっと早かったですね」と、苦笑いとともに渡邉はそのシーンを振り返る。「まあ、勝てたことが収穫です(笑)」

栃木は連勝を伸ばしているが、全体勝率1位を走る千葉ジェッツも負けず、1ゲーム差で追う展開が続いている。ここは我慢比べで、課題があってもとにかく勝ち続けるしかない。「東で1位になるのが、一番達成しなきゃいけないこと。チャンピオンシップをホームでやるのがどれだけ大きなことか、みんな理解しています。まずは千葉を追いかけること。直接対決もありますが、他の試合を落とすわけにもいかない。千葉をしっかり追いかけることが、今後チャンピオンシップで勝ち進む上でも大事だと思っています」

千葉との我慢比べを制し、その先に待つチャンピオンシップで頂点まで駆け上がるためには何がカギになるのか。渡邉は「やってきたことを落とさないこと」と言い切った。「オンとオフはやっぱりあって、ずっと集中しろってことじゃないですが、やってきたことを忘れずに、自信を持ってやること。新たに何かやるのではなく、落とさないことだと思っています」

バスケット・カウント

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最終更新:3/15(金) 18:05
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