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【ベトナム】千葉県・森田知事、ハノイで介護人材の覚書

3/15(金) 11:30配信

NNA

 ベトナムのハノイを訪問中の森田健作千葉県知事は14日、ベトナム労働・傷病軍人・社会事業省と、同県の介護人材の受け入れおよび人材教育にかかわる覚書を締結した。滞在予定は13~16日の4日間で、同日午後はベトナムのグエン・スアン・フック首相と千葉県とベトナムの今後の交流促進などについて意見交換を実施した。
 森田知事の訪越は、昨年11月のホーチミン市に続く2回目となった。会談で森田知事は、前回ホーチミン市の職業訓練校を訪れたことを報告し、「あらためてベトナム人の勤勉さやまじめさを再確認した」と語った。現在、千葉県が受け入れている外国人労働者はおよそ5万4,000人、このうちベトナム人が1万4,000人でトップとその貢献に感謝した。ベトナム人の労働者は企業からの評判も良いという。今回の締結に基づいて、安心して働ける環境づくりや、カウンセリングサポートの実施を約束した。
 ゾアン・マウ・ディエップ労働・傷病軍人・社会事業次官からは、日本が現在直面している高齢化の問題は今後、ベトナムが急速な高齢化を迎えるなかで直面する課題として、「日本で技能を身に付けて、帰国後に活躍してくれることに期待したい」と述べた。また地方自治体レベルでベトナムに関心を寄せていることが分かったと喜びを表し、今後は政府レベルでの体制強化にもつなげたいなどと話した。
 会談を終えた森田知事はNNAなどに「人材交流の重要性について、認識をすり合わせることができた」と語り、財政的支援の実施に向けて準備を進めているとした。また重要なポイントはカウンセリングを含めた生活サポートだと強調。これを機に県の受け入れ態勢を世界にもアピールしていきたいと意気込んだ。
 ■フック首相と会談
 フック首相との会談後に取材に応えた知事は、「留学生受入プログラムに関して非常に高く評価していただいた」と話し、千葉県とベトナムがウィンウィンになれるよう関係構築を行うとした。フック首相からは、千葉県企業が働きやすい環境づくりに貢献すると約束した。
 きょう15日は、千葉県が独自で実施する留学生受入プログラムに参加するハノイの現地日本語学校5校と事業協定を締結する。同プログラムは日本語学校と介護福祉士養成施設、介護施設を県が委託する機関がマッチングし、学費や居住費を介護施設と県が一部助成するプログラムで、県職員によれば、初年度となる2020年は数十人単位の受け入れになる。
 このほか、13日には梅田邦夫駐ベトナム大使と面会し、当地の政治や経済、一般情勢についての説明を受け、意見交換を行った。あす16日に日本に帰国予定。

最終更新:3/15(金) 11:30
NNA

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