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米軍嘉手納基地の悪臭「強烈」 松井教授調査 発生源、E3可能性

3/15(金) 10:29配信

琉球新報

 【嘉手納】沖縄県嘉手納町の委託を受け、米軍嘉手納基地に由来する大気汚染や悪臭問題の実態調査を実施する北海道大学の松井利仁教授が14日、議員や自治会長らを対象に、嘉手納町役場で2018年度の調査結果を報告した。


 松井教授が今回、臭気物質の特徴を捉える新たな臭気計測器や、より精密な分析を可能とする超音波風向風速計を用いて調査した結果、嘉手納市街地の悪臭強度は「風向きや風速の条件によって強烈、または強いと推測できる」と結論付けた。

 調査は15年から毎年実施され、本年度は9月22日~12月4日に測定した。

 民間地に近接する同基地所属E3空中早期警戒管制機の駐機場を悪臭発生源と仮定し、駐機場の北と西2地点に測定点を設けた。風向きが基地からの時に発生した臭気などを分析。南風が吹いた際に北側の測定点の臭気濃度が高くなるなどの結果が得られた。また、精巧な臭気計測器により、基地内からの臭気物質は主として軽質系の炭化水素で、自動車排ガスと成分が異なることが推測できたことも報告した。

 松井教授は調査を通して悪臭発生源がE3である可能性がさらに高まったとし、「問題解決には駐機位置の移転やエンジン機種の変更が必要」だと指摘した。

琉球新報社

最終更新:3/15(金) 10:29
琉球新報

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