ここから本文です

ビールには“神泡”が必要だ! 天然水+泡の魔力に浸るサントリー工場見学

3/15(金) 8:00配信

Impress Watch

「天然水+泡の魔力」、「晩酌が待ち遠しくなる神泡」、「ラテアートならぬ“泡アート”」……

【この記事に関する別の画像を見る】

3月13日にプレスなどに向けて実施された「サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野ブルワリー」の見学ツアーの体験が素晴らしかった。自宅の冷蔵庫にはだいたい常にサントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」をストックしている筆者は、見学している途中からその日の晩酌が待ちきれなくなったほど。果たして、その工場見学の中身とは……。

■新たなデモ設備が加わった工場見学ツアー

プレスなどに向けた見学ツアーということで、説明事項については一般の方が受ける内容とは異なるところもあったようだが、以降で紹介している工場設備の視察や試飲などは、一般の方の見学コースとほぼ同様のものだ。工場の休業日以外は毎日、朝10時から予約制で工場見学ツアーを実施しているので、気になる方はぜひ公式Webサイトをチェックしてほしい。見学ツアーは主に以下の内容となっている。

サントリー 東京・武蔵野ブルワリー(東京都府中市矢崎町3-1)・サントリーや工場、「ザ・プレミアム・モルツ」に関する説明
・工場内の設備見学
・試飲、「泡アート」体験

ビールの品質を究めるため、単純に天然水を用いるだけでなく、良質な水を取水できる場所に工場を作り、「天然水にまでこだわるものづくり」を指向するサントリー。その他の原料である麦芽やホップも厳選し、注ぎ方も含め「良質な素材とこだわりの製法」を突き詰めることで、その結果は「泡」となって現れるという。このことから、同社では「泡はビールの履歴書」と呼んでいるのだとか。

工場見学では、そんな天然水と泡にこだわったザ・プレミアム・モルツにおける「素材選び」「仕込」「発酵」「貯酒」「ろ過」「パッケージング」という製造工程の一連の流れを見ることができる。

最初の「素材選び」では、地下から汲み上げる天然水と、二条大麦麦芽、チェコやその周辺国で栽培されたダイヤモンド麦芽、ファインアロマホップを使用していることを、模型や実物を使いながら紹介する。ここでは乾燥したダイヤモンド麦芽を試食させてもらった。素朴ながらかむほど味が出るような麦で、意外と酒のおつまみにもなりそう……。

天然水に関する説明で使われた地層の模型は、2019年3月7日から新たに加わったばかりの設備。最初の受付横にできた「水」を感じられるプロジェクションマッピング風のエリアと合わせ、すでに見学ツアーに参加したことのある人も、もう一度訪れてチェックしておきたいところだ。

「仕込」では、ビールの仕込工程で実際に利用している巨大なタンクを見ることができる。仕込槽、仕込釜、ろ過槽、麦汁受け槽、沈殿槽などがあり、仕込槽に材料を投入した後、高温煮沸の工程を2回繰り返す「ダブルデコクション」製法や、途中でファインアロマホップを加える「アロマリッチホッピング」製法などを経て、ザ・プレミアム・モルツの「深いコクと華やかな香り」を実現する。12時間で仕込みが一巡するので、1日に2回仕込める計算だ。

次の「発酵」は、適切な酵母を加えて糖をつくり、そこからアルコールと炭酸ガスを発生させる工程となる。およそ7日間かけて発酵させることで「若ビール」と呼ばれるものになり、続く「貯酒」工程で熟成を進める。2週間ほど熟成させたら独自のフィルターで「ろ過」し、最終工程のパッケージングへ。風味を損なう原因となる酸化を防ぐため、酸素の混入を最小限にしながらアルミ缶に封入し、店舗へ輸送して消費者に届けられることになる。

仕込みからパッケージングまで、およそ1カ月。これを絶え間なく繰り返していくわけだ。2018年はビール市場全体の伸びとしては前年比マイナスとなるなか、ザ・プレミアム・モルツは前年比100%を維持し、1,711万ケース(大瓶換算)を売り切った。2019年は対前年比101%となる1,730万ケースの販売を見込んでいるという。

■神泡を体感できる試飲タイム。「追い神泡」も自由自在

工場内を一通り見学した後は、バーカウンターのある広々とした酒場風のスペースでお待ちかねの試飲だ。ビールサーバーから注がれるザ・プレミアム・モルツは、お店で味わえるのと全く同じクリーミーな泡を楽しむことができ、優雅なひとときを過ごせるだろう。

今回の見学ツアーでは、2019年から新たにスタートした「神泡」プロモーションに関連して、3月19日から数量限定でビール商品に付属して販売する新型の「神泡サーバー」を試すことができた。12缶以上購入時にもらえる「電動式神泡サーバー」と、2缶以上でもらえる「手動式神泡サーバー」が用意され、それぞれ年間200万個を投入予定としている。

なかでも電動式神泡サーバーは、同社が「発明」と息巻くほどの出来。ビール缶の外側に固定して、ビールとは接触させずに秒間4万回の超音波振動で泡を発生させる仕組みのため、清潔で、これまでの懸念の1つだったサーバー自体の洗浄の手間も不要になる。350ml缶だけでなく500ml缶にも対応。電源となる単四電池2本はもちろん交換可能なので、ずっと使い続けられる。

使い方は、ビール缶の上から被せるようにはめ込み、超音波を発生させるボタンを押しながらグラスに注ぐだけ。ただし、最初からボタンを押していると全部泡になってしまう。7分目まではできるだけ泡にならないようグラスを傾けてゆっくり注ぎ、最後の仕上げにボタンを押しながら泡を注ぐようにしよう。誰でも簡単に、お店のビールサーバーから注いだのと変わらない滑らかな泡を作り出すことができる。

今回はあくまでも仕事の一環なので、試飲は最小限に止めたが(本当です)、できあがった神泡はただただクリーミー。泡はない方がビール本来の味を楽しめると勝手に思い込んでいた筆者だけれど、神泡はビールの本来の味を邪魔しないどころか、泡とその下に待ち受ける黄金色のビールを一緒に味わったときに、口と喉に幸せが広がっていくかのよう。泡がなくなるたびに何度も神泡サーバーを使い、「追い神泡」したくなる。

実はこの日、参加者には神泡サーバーをお土産にもらえたのだが、その夜の晩酌が楽しみすぎて危うく原稿執筆を忘れそうになったくらいである。というか、とりあえず自宅で神泡を堪能してからこの原稿を書いている。神泡の魔力にはあらがえないのだ。3月19日の神泡サーバー付きビール商品の発売日は、近所のスーパーに神泡を求める人たちが殺到するに違いない。

■神泡と泡アートが気になるなら、工場か八重洲へ今すぐGo!

なお、試飲会場ではラテアートならぬ「泡アート」の体験も可能だ。泡アートのために、サントリーが今後1年間、国内で独占的な利用契約を結んでいるという専用機械を導入したという力の入れよう。あらかじめ用意された2、3パターンの絵から選ぶと、あっという間にビールの泡の上に絵が描かれる。原料は麦芽エキスを粉末状にしたもので、もちろんそのまま飲むことができ、ビールの味わいにも全く影響がない。

これら神泡や泡アートは工場見学時だけでなく、2月に東京八重洲にオープンした「神泡BAR」でも体験できる。店舗では神泡100%のビールやその他店舗でしか味わえないオリジナルメニューも用意されているので、帰宅前に気軽に神泡を1杯引っかけていく、なんてのもオツではないだろうか。

ちなみに、3月14日現在、ゴールデンウィーク(GW)中の工場見学ツアーの予約にはまだ空きがあるとのこと。お酒を飲めない人向けにソフトドリンクも用意されているので、最大10連休になるというGWの家族イベントの1つとしても検討してみてほしい。

Impress Watch,日沼諭史

最終更新:3/15(金) 8:00
Impress Watch

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事