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<小野憲史のゲーム時評>自治体主導のゲームイベント 業界の地位向上も、懸念あり

3/16(土) 11:10配信

まんたんウェブ

 超硬派のゲーム雑誌「ゲーム批評」の元編集長で、ゲーム開発・産業を支援するNPO法人「国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)」元代表の小野憲史さんが、ゲーム業界の現在を語る「小野憲史のゲーム時評」。今回は、「埼玉ゲームシティ」を取り上げながら、自治体主導のゲームイベントについて語ります。

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 埼玉県の文化・コンベンション事業を実施する埼玉県産業文化センターが主催し、地方自治体などが後援するゲームイベント「埼玉ゲームシティ」がソニックシティ(さいたま市大宮区)で2~3日に開催された。県主催のレトロゲーム展示会「あそぶ!ゲーム展」の特別出張展示やeスポーツのイベントなどがあり、親子連れを中心に2日間で約2万5800人が来場。初日の午前中は一部で入場規制があったほどで、行政主導型のゲームイベントの可能性を感じさせた。

 これまでのゲームイベントは大きく2種類があった。東京ゲームショウなどのゲームファン向けのイベントと、CEDECなどのゲーム開発者向けの催しで、いずれも業界団体やゲームメーカーが主催している。しかし近年のゲームイベントは多様化し、「埼玉ゲームシティ」のように行政が主導するイベントも出てきた。

 今回のイベントはソニックシティの30周年記念事業だが、ほかにもウィーン少年合唱団などの特別公演、文化イベントの埼玉アートフェスティバル2018、社会貢献イベントの障害者アートフェスティバルが開催された。これらの予算として30周年記念事業積み立て資産から総額6000万円が計上されている。「埼玉ゲームシティ」も先端産業イベントという位置付けで、予算2000万円が計上され、入場無料(一部イベントは有料)で開催された。ゲームという産業の地位向上に、隔世の感を禁じ得ない。

 企画を主導した埼玉県産業文化センター職員の田中康士郎さんは「『あそぶ!ゲーム展』が元々開催されているSKIPシティ(埼玉県川口市)は交通の便があまり良いとは言えず、より多くの県民に体験してほしかった。そのため『あそぶ!ゲーム展 ステージ1:デジタルゲームの夜明け』の特別展示をベースに、それ以外の企画を広げていった」と語った。実際、会場では新旧ゲームの試遊会、ゲーム音楽コンサート、プログラミングワークショップなどが開催され、多彩な内容となった。

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最終更新:3/17(日) 19:35
まんたんウェブ

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