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西日本豪雨、被災の真備中で卒業式 「感謝忘れない」

3/15(金) 9:29配信

産経新聞

 西日本豪雨で被災した岡山県倉敷市真備町地区で、校舎が当面使用できなくなっている市立真備(まきび)中の卒業式が14日、一時使用している市立真備東中(同町辻田)で行われ、85人の生徒が復興への新たな思いを胸に巣立った。真備東中の生徒は他の市内中学校とともに13日、卒業式を終えている。

 51回目を迎えた真備中の卒業式は、斎藤善紀校長が卒業証書を1人ずつに授与。「悪いことを乗り越えてこそ人の痛みが分かり、今よりも素敵な自分になれる。(郷土の偉人の)吉備真備(きびの・まきび)からついた校名を誇りに頑張ってほしい」などと式辞を述べた。

 3年生の約6割の家庭が被災しており、答辞では卒業生代表の渡辺理奈さん(15)が「豪雨は私たちの大切なものを奪い、一時は生活の時間も止められてしまったが、多くの方々の支援、先生たちの愛情、素晴らしい仲間たちの存在で高い壁を越えることができました」などと感謝の言葉を繰り返した。

 この後、卒業生が合唱を披露し、最後に全員で校歌を斉唱して締めくくった。

 真備中は発災時、同町箭田の校舎が2階まで浸水して大きく損壊。以降は市内の倉敷芸術科学大で空き教室を借り、10月から現在のプレハブ校舎に移った。12日には卒業生全員で本来の学舎を訪れ、卒業アルバム用の記念撮影もしている。

 また、地区内の小学校では被災した川辺、箭(や)田の各小が他校敷地内の仮設校舎を一時使用。両校は、市内各校より3日遅れの今月23日に卒業式を行う。

 地区内被災校の復旧工事は平成31年度末の完了が予定されている。

最終更新:3/15(金) 9:29
産経新聞

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