ここから本文です

大阪ダブル選の構図固まる 自公は連携に不安

3/15(金) 19:02配信

産経新聞

 大阪府知事・大阪市長のダブル選挙(4月7日投開票)の対決構図が固まった。「大阪都構想」を実現させたい地域政党「大阪維新の会」に対し、自民党は独自候補を擁立、公明党は今回、都構想に反対として自民系候補を支援する方向だ。もっとも、自民党は候補者選考で右往左往し、公明党は大阪で維新と連携してきた。自公は一枚岩となれるか不安を抱えたままの選挙戦となりそうだ。

 安倍晋三首相(自民党総裁)は15日、市長選出馬を決断した柳本顕(あきら)元市議と官邸で面会した。柳本氏によると、首相は「国でも自公、地方でも自公という態勢をつくらなければならない。しっかりと自公で勝ち抜かなければ次の衆院大阪12区補欠選にも響く」と激励した。

 大阪ダブル選は、市長選は松井一郎知事(日本維新の会代表)と柳本氏、知事選は吉村洋文市長(大阪維新の会政調会長)と自民党推薦の元副知事、小西禎一(ただかず)氏がそれぞれ争う。

 自民党は二階俊博幹事長が知事選告示日の21日に大阪入りする力の入れようだが、候補擁立に苦心した。

 知事選では、二階氏が8日、府連幹部の依頼を受けて俳優の辰巳琢郎氏に出馬を打診した。しかし、辰巳氏は家庭の事情などを理由に辞退した。

 市長選でも自民党は女性市議らの説得が不調に終わり、夏の参院選大阪選挙区の党公認候補となっていた柳本氏にお鉢が回った。府連幹部の要請を受け入れた柳本氏は、参院選公認を辞退する意向で「不退転の決意で臨む」と強調した。

 公明党は15日、小西氏の府本部推薦を決めた。柳本氏にも同様の対応をとる見通しだ。ただ「党本部推薦」とはしない。大阪と兵庫の衆院6選挙区で維新と選挙協力をしており、維新に一定の配慮をしたとみられる。前回27年のダブル選では自主投票だった。

 自民党が「大阪で、やっと自公で維新と戦える」(府連幹部)と意気込むのに対し、公明党は「党対党のケンカをしても何も得るものはない」(幹部)と、温度差がみられる。柳本氏の首相との面会に、松井氏と昵懇(じっこん)の菅義偉官房長官は同席しなかった。(沢田大典)

最終更新:3/15(金) 19:08
産経新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事