ここから本文です

大崎事件弁護団が最高裁に要請「速やかに再審開始を」

3/15(金) 19:37配信

産経新聞

 鹿児島県大崎町で昭和54年、農業、中村邦夫さん=当時(42)=の遺体が見つかった大崎事件の第3次再審請求で、殺人罪で服役した義姉、原口アヤ子さん(91)の弁護団は15日、最高裁に対し、早期の再審開始を求める要請書を提出した。

 弁護団は要請書で、再審を認めた福岡高裁宮崎支部決定に対する検察側の特別抗告は明らかに理由がなく違法だとして、速やかに棄却するよう求め「原口さんは高齢で入院しており、生のあるうちに無罪判決を言い渡すためには一刻の猶予もない」と訴えている。

 東京・霞が関の司法クラブで会見した弁護団事務局長、鴨志田祐美弁護士は「最高裁は1年間も沈黙したままだ。原口さんは事件発生から40年間無実を訴え続けた。生きているうちに再審無罪を」と強調した。

 原口さんは中村さんの首をタオルで絞めて殺害し、牛小屋に遺体を遺棄したとして元夫と親族2人とともに逮捕された。当初から全面否認したが、1審鹿児島地裁で懲役10年とされ、最高裁で確定。物証がほぼない中、確定判決は、知的能力に問題があった親族らの自白と共謀場面を目撃したとする義妹の証言から有罪と認定していた。

最終更新:3/15(金) 19:37
産経新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事