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本当に使える折りたたみスマホが登場するのは、まだ数年先の話

3/15(金) 7:11配信

ギズモード・ジャパン

曲がるガラスを待とう

最先端が好きだ! 誰よりも何よりもはやく最新技術を試したい! という人以外は、正直なところ、第一世代である今回の曲がるスマートフォンは見送った方がいいでしょう。Galaxy FoldやMate Xが先陣を切ってくれるおかげで業界は一層もりあがり、そして数年後には曲がるスマートフォンはもっと品質が向上されるはず。なら数年待ってもいいじゃない?

WiredのBrian Barrett氏は、コーニングゴリラガラスの上級副社長John Bayne氏に、コーニングの曲がるガラスWillow Glassについてインタビューをしています。Willo Glassは非常に柔軟性に優れており、曲がるどころか巻くこともでき、工業&建築業界で非常に重宝されているプロダクトです。が、これをタッチスクリーンのスマートフォンに使うには問題がひとつ…。

生産するのにカリウムなど、ナトリウムを含む素材を使うのです。これがタッチスクリーンを作るトランジスタと相性が悪い…。ただ、すでにコーニングは先行サンプル的に、OEMとして柔軟性の高いゴリラガラス商品も展開していはいますけれど。折りたたみスマートフォンのスクリーンの耐久性が、現在のスマホのスクリーンほどあがるには、まだ数年かかるだろうというのがBayne氏の見解。

自己治癒プラスチックやヒーリング・ポリマーも

一方で、柔軟性&耐久性ともに優れたガラススクリーン素材だけが、折りたたみスマートフォンの普及につながるわけではありません。たとえば、2014年、イリノイ大学の研究員が人間の肌のように傷を直すことができるバイオプラスチックのデモを行なっています。プラスチックの表面に傷がつくと、そこに液体が滲み、ジェルを作り3時間ほどで固まるというのがこのバイオプラスチック。柔軟性に優れてはいるものの、傷がつきやすいプラスチックスクリーンですが、自分の傷を自分で直せるのなら問題ないでしょう。

また、2011年にはフランスの科学チームが、寒いところでは強く硬いままですが、温めると柔軟性があがるポリマー素材を開発しています。これなら、傷や凹み修理するには温めるだけなのでお手軽です。

柔軟性あるガラスでも、自己治癒できるプラスティックでも、ポカポカヒーリングのポリマー素材でもいいのです。日常的にビクビクしながら使うのではあれば、それは本当の意味で「使える」とは言い難い。そう考えれば、折りたたみスマートフォンが広く普及し、真に現実のものとなるのはまだ数年先の話になるのでしょう。

Source: Wired, The Verge

Andrew Liszewski - Gizmodo US [原文] ( そうこ )

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