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《ブラジル》銃乱射事件=スザノ日系社会に激震走る!=日伯学園、緊急対策に乗り出す=「前例なく、ショック大きい」

3/15(金) 6:23配信

ニッケイ新聞

 聖市近郊のスザノ市にある州立学校で13日朝、教師や生徒ら8人が殺害された銃乱射事件を受けて、地元日系社会に動揺が広がっている。事件当日、市内他校も襲撃されたとの噂が流れ、市内の日系私立初等学校「スザノ日伯学園(CENIBRAS)」にも子供を迎えに保護者が押し寄せるなど混乱が広がった。同校は高学年を対象に説明会を実施して心のケアにあたっており、来週早々にも今回の犯行と関連性があると見られるゲームと仮想現実について同校駐在の心理士が講義する予定といい、矢継ぎ早に対策に乗り出している。



 「事件後、『市内の複数の学校が襲われた』との噂が飛び交い、心配して子弟を迎えにきた保護者もいたくらいで、市内中の学校が混乱していた。生徒にも動揺が広がっている」――同日伯学園の安楽恵子校長は、事件の影響をそう説明した。

 伯字各サイトによれば、容疑者2人は州立学校の元生徒。同校に恨みがあったと見られ、警察は、容疑者が所持していた回転式拳銃、ボウガン、弓矢、火炎瓶、斧などを押収している。

 安楽校長は「容疑者の格好や武器から、あるゲームに感化されたのではないかと教師の間で話が持ち上がっている。私自身はそのゲームの存在すら知らなかったが、弓矢を使うなど普通でなく、確かにゲームと非常に良く似ている」と話す。

 そのゲームとは「Fire・Free」。孤島に落下傘で着陸した50人のプレーヤーが、様々な武器を拾い集めて装備し、10分間の間に他のプレーヤーを殺戮し、生存を競うものだ。

 安楽校長は「本校常駐の心理士は『ゲームが直接の原因ではなく、容疑者の心に根深い問題があった』と見ており、報道を見る限りにおいては、健康的な生活をしていたようには見えない」と家庭内の問題を指摘。「子供はゲームに夢中になりやすい。仮想現実を現実の続きと錯覚させてはいけない」と考え、心理士による講義を来週早々行ない、事件に向き合っていくつもりだ。

 同校では心理士2人が常駐し、生徒のカウンセリングをする。「相談を受けたらまずは保護者、次に子供から話を聞く。『勉強に身が入らない。ボーっとしている』という時、家庭に問題がある場合が多い」と話し、「家庭に入り込み、担任やコーディネータと共に解決を図る。昔と違い、今はカウンセリングも開放的で相談しやすくなっている」と対策を語った。

 一方で、スザノ元副市長の森和弘さんは「これはスザノに限らずに何処でも起こり得る。犯人は心理面に異常があったのでは」と見ている。
 現地在住の水谷トシオさん(63、二世)は「事件の起きた州立学校は市内でも一番か二番に古く、教育レベルもそこそこ高い。市内では銀行強盗というのはたまにあったが、学校でこういう悲劇が起きたというのは前例のないこと。それだけにショックは大きい…」と声を落とした。

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最終更新:3/15(金) 6:23
ニッケイ新聞

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