ここから本文です

【ブラジル】州立学校無差別殺人 州知事、遺族への賠償を決定

3/15(金) 7:03配信

サンパウロ新聞

 サンパウロ州のジョアン・ドリア知事(PSDB=ブラジル社会民主党)は14日、サンパウロ市近郊のスザノ市内にある州立学校で13日に起こった無差別殺人事件で亡くなった同校の生徒5人と職員2人の遺族らに対し、州政府がそれぞれに対して約10万レアル(約300万円)の賠償金を支払うと発表した。

 同日付で伝えた伯メディアによると、ドリア知事は「我々は30日以内に犠牲者らに対する賠償金を支払う」「彼らは州立の学校の中にいた」と述べ、さらに、賠償金の金額はまだ確定していないが「犠牲者1人につき約10万レアルになるだろう」と明かした。知事はまた、この措置は「失われた命を埋め合わせる」ことを目的としたものでなく、遺族が「賠償金を手にするに当たって官僚主義と時間のかかる手続き」に直面しないようにとの考えからとられるものだと声明の中で述べた。

 13日の事件で2人組の犯人に殺害された8人のうちの7人(生徒5人と職員2人)はサンパウロ州教育局の責任の下にある公共の環境において死亡したため、州政府から賠償を受けることになる。もう1人の犠牲者は州立学校とは関係のない場所で殺害されたため、州による賠償の対象とはならない。

 ドリア知事は、州政府によるこの賠償は条件付きではない、すなわち、遺族らは後々に州政府を相手取って訴訟を起こすことを諦めるという書類に署名することなく賠償金を受け取ることができると強調し、「サンパウロ州知事はいかなる法的手段にも、いかなるレベルの圧力にも縛られずにこの決定を下した。我々が下した決断だ。この決断は明日(15日)の官報で告知されることになる」と述べ、「それぞれの遺族がそれぞれの決断を下すことができる。もし法的に州を訴えることを選ぶとしても、それはそれぞれの権利の範囲内だ」と付け加えた。

サンパウロ新聞

最終更新:3/15(金) 7:03
サンパウロ新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事