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日本製紙、赤い茶葉「サンルージュ」原料展開も視野に

3/15(金) 19:09配信

健康産業新聞

日本製紙株式会社(東京都千代田区)は、昨年11月より食後の血糖値上昇を緩やかにする機能性表示食品『日ノ茜PLUSスティック20P』の販売を進めている。同社独自の増殖技術を用いて20年以上の歳月をかけて栽培した茶葉『サンルージュ』を配合し、原料供給も視野に販売を進めている。現在、血糖値抑制以外の機能性研究も進んでいるという。同社技術本部の望月勇志氏に話を聞いた。

―― 機能性表示食品の開発経緯、販売チャネル

もともと紙会社である弊社は、紙の原料となる木の植林に力を入れてきました。挿し木をしても枯れにくいユーカリの苗作りなどを通して高度な技術を培ってきました。こうしたノウハウを活かし15年ほど前から『サンルージュ』の開発、機能性の研究を進めてきました。『サンルージュ』は、鹿児島県の徳之島で栽培される日光に当たると葉が赤くなる珍しい品種で、ユーカリと同じく苗を育てるのが非常に難しい品種でした。これまでに血糖値の上昇抑制作用、抗疲労作用、目の渇き緩和作用、LDLコレステロール値の低減作用、認知機能改善効果などを確認しており、昨年『サンルージュ』を配合した『日ノ茜PLUS(ひのあかねプラス)スティック20P』が機能性表示食品として受理されました。関与成分は「エピガロカテキンガレート(EGCG)」、表示は「食後血糖値の上昇を緩やかにする」。現在は、Amazonと弊社グループ会社のWEBサイトで販売しています。

―― 開発・届出で苦労した点
関与成分の「エピガロカテキンガレート(EGCG)」は、難消化性デキストリンやGABAのように他社が既に活用している素材ではないので、SRの作成は何もかも手探りで進めていかなければならない状況でした。また『サンルージュ』は新しい品種のため食経験がなく、安全性を証明する部分は非常に考えさせられました。
―― 今後の戦略について
今月よりティーバックタイプの新商品を上市します。今後も製品数を増やし、抗疲労作用で新たな機能性表示の届出も検討しています。最終的には『サンルージュ』の原料供給、機能性表示対応素材としての販売を目標としています。現在『サンルージュ』の生産量は、年間10t程と少なく、ドラッグストア向けなど大規模な製品への活用、原料供給は難しい。栽培面積を拡大できる見込みは立っていますので、まずは『日ノ茜PLUS(ひのあかねプラス)スティック20P』の売上を拡大し、『サンルージュ』の認知度を高め、今後の原料としての展開を目指していきます。

最終更新:3/15(金) 19:09
健康産業新聞

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