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「絶対的上位」「完全奴隷」…遺体で発見の女性と遺棄容疑等の女2人 “3人同居”の特異な関係性

3/15(金) 19:14配信

東海テレビ

東海テレビ

 愛知県豊田市の山中に知人女性の遺体を捨てたとして女2人が逮捕された事件。警察は15日、2人を女性の口座から現金を引き出したとして再逮捕しました。

 同じホストクラブに通う遊び仲間だった3人の間で起きた事件。取材を進めると3人のある特異な関係が見えてきました。

 ビルのエントランスで不機嫌そうに腕を組みため息をつく女…。愛知県稲沢市の風俗店店員・門田典子容疑者(36)。そして、無職の石川一代容疑者(34)。2月、知人の犬飼幸子さん(31)の遺体を豊田市の山中に捨てた死体遺棄の疑いで逮捕されていた2人です。

 2人は2月に犬飼さん銀行口座から現金13万円を引き出した窃盗の疑いで15日再逮捕されました。

 犬飼さんの死因は頭に強い衝撃を受けたことによる脳障害とみられ、腕や脚にも多数のあざが…。

<2人の供述内容>
「犬飼さんに暴行を加えたら死亡した」

 警察は犬飼さんの死亡についても2人が関与したとみて捜査を続けています。

 石川容疑者と門田容疑者、それに亡くなった犬飼さん…。3人の間に一体何があったのでしょうか。

 風俗店の仕事を通じて知り合ったという3人。それぞれ夜の仕事をして一緒にホストクラブに通う遊び仲間だったといいます。石川容疑者と門田容疑者が通っていたホストクラブの代表は…。

2人が通っていたホストクラブの代表:
「日常的に暴力を振るっていたのが石川なので。主従関係というか、石川が絶対的上位という感じがありましたけど。もともと門田が主従関係にあって、それより後に来た被害者の方(犬飼さん)がターゲットにされたというか、門田は上手く抜けた」

 複数の関係者によると、以前から石川容疑者は門田容疑者とよく一緒にいて、日常的に暴力をふるっていましたが、ある時その仲間に犬飼さんが加わり、次第にターゲットが犬飼さんに変わっていったといいます。

2人が通っていたホストクラブの代表:
「ほとんど悪口ですよね。クズだったりとか。財布だったりだとか。暴行したことは自慢げに話してましたし、彼女が坊主頭にされたような写真をホストに見せびらかすような」

 別のホストクラブの従業員は…。

3人を知るホストクラブの男性:
「いじめみたいな。一代(容疑者)と典子(容疑者)が幸子(さん)を普段からいじめていた。裸でベランダに立たせたりとか、気にくわないことあると暴力とかで従わせてた。完全奴隷みたいな感じ」

 石川容疑者と門田容疑者が犬飼さんに暴力をふるう関係だった一方、3人は事件直前には石川容疑者の名古屋市中区のマンションで一緒に生活していたといいます。

 門田容疑者の10年来の知人は…。

門田容疑者の知人:
「(石川)一代が怖くてマインドコントロールみたいなもんですよね。その子を逆らったらどうにかなっちゃう私殺されちゃうみたいな。怖くて全部言いなりになっていた。結果こういう風になってしまった」

 次第に犬飼さんへの暴力はエスカレート。その一方で、犬飼さんは暴力を受けても石川容疑者と門田容疑者との生活を続けていました。なぜ、2人と関係を断ち、離れることができなかったのでしょうか。

 心理学を専門とする名城大学の原田准教授は当時の犬飼さんの心理状況として「逃げようと考えることもできない状況だった」と推測します。

名城大学人間学部・原田知佳准教授:
「何やっても逃げられない状態が長時間長期間ずっと続くと、人間というのは何をやっても逃げられないんだ回避できないんだということを学習してしまうので、逃げるということすら考えられなくなってしまう」

 周りに家族など身寄りがなかったという犬飼さん…。逃げることを考えられない状態に置かれていたとみられます。

名城大学・原田准教授:
「逃げるということすら考えられなくなると、警察でも第三者の機関でもそういうところが介入しないと自力で抜け出すというのは難しい状況だったのでは」

 遊び仲間3人の中で出来た主従関係。日常的な暴力がエスカレートし事件へとつながったのでしょうか…。

 警察は2人が犬飼さんの死亡にも関与したとみて詳しく調べています。

東海テレビ

最終更新:3/16(土) 14:35
東海テレビ

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