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「麻也君を支える立場にならないと」昌子源が語る森保Jへの意気込み

3/16(土) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【代表欧州組 直撃行脚】(3)

 ロシアW杯後、日本代表招集が見送られてきた昌子だが、コロンビア、ボリビアと対戦する3月の2連戦での森保ジャパン初参戦が決まった。「今後は欧州と日本を行き来しながらの代表活動になる。難しい状況の中でもパフォーマンスを維持して、麻也君(吉田=サウサンプトンDF)を支える立場にならないといけない」と新たな意気込みを見せる。

 試合終了間際の高速カウンター「ロストフの14秒」で砕け散ったロシアW杯ベルギー戦から8カ月。「(決勝点を決めたモナコMF)シャドリへの最後のスライディングが、なんで追いつけんのやろって……。(日本代表の)先輩たちに(16強以上の)高い景色を見せられなかった。自分が足を引っ張った」と号泣した昌子は、代表復帰への渇望を抱き続けてきた。

「ロシアの時は僕が一番(年齢が)下で先輩たちに“付いていく”W杯だった。『唯一の国内組』って言われるのも凄く嫌だった。俺がアカンかったらJリーグのDF全員ダメってことになる。そのプレッシャーを勝手に背負ってました。でも、今はW杯を1度経験させてもらったし、欧州組にもなった。海外歴では(1月の)アジア杯に出ていた拓実(南野=ザルツブルクMF)や冨安(健洋=シントトロイデンMF)の方が長いけど、若手とベテランのパイプ役になれれば、と思います」と自身の立ち位置をよく理解している。

 実際、DF吉田や青山敏弘(広島MF)ら30代に引っ張ってもらうだけでは、森保ジャパンは強くならない。昌子や柴崎岳(ヘタフェMF)、遠藤航(シントトロイデンMF)といった20代半ばの中堅世代の底上げが不可欠なのは間違いない。

「『麻也君や青ちゃんがいないからどうしよう』という状況はよくない。僕は鹿島で何回もキャプテンマークを巻かせてもらいましたけど、チームのためになる働きをしていけば、自然と必要とされる存在になっていく。代表では麻也君を支える立場にならないといけないんで、自分にできることをやるつもりです」

■「自分の良さは理解しているつもり」

 リーダーの自覚を口にする昌子だが、DFのレギュラー争いは、ロシアの時より激化している。 アジア杯でMVP級の働きを見せた20歳の冨安が一気に頭角を現したのに加え、かつて鹿島でコンビを組んだ植田直通(サークル・ブルージュDF)や東京五輪世代の中山雄太(ズヴォレDF)も国際経験値を高めている。吉田も所属クラブで復権を果たした。

「自分の良さは僕なりに理解しているつもり。リヨンに大敗して余計に思ったのは、日本で得た自信、代表で得た自信を失ってはいけないということ。強い気持ちを持ったまま、世界でどんどんトライしていくことが大事です。DFは抜かれたら失点に直結するポジションだから、自分がどっしり構える必要があると思ってます。日本では十分出来上がったと思っていた体も、こっちに来て、まだまだつくらないといけないと実感した。そこにも取り組んで、代表にしっかり還元したいですね」

 新生代表の新たなリーダー候補の完全復活なるか? 楽しみだ。

(元川悦子/サッカージャーナリスト)

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