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ロシアの火山 ベズイミアニが噴火 噴煙は1万5000mに

3/16(土) 13:44配信

ウェザーニュース

 日本時間の16日(土)未明、ロシアのカムチャツカ半島にある火山「ベズイミアニ山」(Bezymianny 標高2882メートル)で噴火が発生し、噴煙は海抜約1万5000メートル(山頂から約1万2000メートル)まで上がった模様です。

 噴煙は東の方向へ流れており、ひまわり8号による観測でも噴煙が捉えられています。

 ※ベズイミアニ:ロシア語のБезымянный(Bezymianny)。日本語ではベズィミアニィとも書かれ、意味は「名無し(unnamed)」。

監視カメラでも噴火を撮影

 ウェザーニュースとカムチャツカ火山観測所(KVERT)が共同設置した監視カメラでも、夜間にもかかわらず、熱い噴出物に照らされた噴煙が見えていました。

 中央の富士山様の山は「クリュチェフスカヤ山」(標高4750メートル)で、その左後ろに隠れる形でベズイミアニ山の火口があります。

 カムチャツカの火山では、噴煙を1万メートル以上にまで上げる噴火がたびたび発生しており、近年ではベズイミアニのほかにシベルチ山などで規模の大きな噴火が発生していました。

 KVERTによると、ベズイミアニ山では1月の噴火以降一旦活動が落ち着いていたものの、2月下旬から再び火山活動が高まった状態となっており、噴煙が1万5000メートルに達するような噴火がいつ起きてもおかしくないとされていました。

航空機の運航に影響のおそれ

 KVERTは今回の噴火の発生前に、航空向けカラーコードについて、4段階中最も上のランクであるRedを発表していました。噴火により多量の火山灰が大気中に放出されると、それを吸い込んだエンジンが出力停止したり、窓ガラスに傷が付いて見通しが利かなくなるなど、航空機の運航へ重大な影響を及ぼすおそれがあるためです。

 国際線の航空機は通常、高度1万~1万3千メートルを巡航するため、上空を通過予定の航空機もルートの迂回等の影響が出るおそれがあります。

 9時30分現在は、噴煙の高さは低くなり、火口から1000メートル程度の高さで推移しています。このため、カラーコードも4段階中上から2番目のOrangeに引き下げられています。低空を飛ぶ航空機や、周囲の飛行場で離着陸をする航空機に対しては影響が継続するおそれがあります。

 なお、未明の噴火により放出された噴煙が、直接日本の上空へ流れてくる可能性は低いとみられます。

ウェザーニュース

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