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20年間ずっと隣人から暴言…ご近所トラブルの“最終手段”『引っ越して損害賠償請求』も

3/16(土) 7:20配信

関西テレビ

逮捕された63歳の女:
「カネ泥棒!カネ泥棒!」

 住宅街に響きわたる強烈な暴言…。

同・女:
「出ていけよ~」

 この声の主は、兵庫県明石市大久保町に住む無職の63歳の女です。

被害男性:
「最初のころはホンマ耐えられなくて…」

 女は、隣に住む男性に対して暴言を吐き、嫌がらせを繰り返した県の迷惑防止条例違反の疑いで、3月5日に逮捕されました。

 事の発端は、“ご近所トラブル”。

被害男性:
「最初に騒ぎ始めたのは、うちの建物の横に材料とかをちょっとだけ置いていたんですけど、それが気に入らんとかでさっさと片付けろとか、それが最初でした。ほぼ毎日叫んでいる感じですね」

 被害者によると、女の暴言は20年ほど前から続いていました。

逮捕された女:
「もっとバチ当たれ!クビ絞めれ!」

 警察の調べに対し、女は「言った覚えはない」と容疑を否認しています。

 被害者にとっては耐え難い暴言の数々に、街の人は…。

女性:
「昔もっとひどいおばさんいませんでした?布団たたきながら、『引っ越せ!引っ越せ!』みたいな。またあんなん現れたなと」

連れの女性:
「自分が20年間やられてたら、もっと重い罪にしてほしいと思う」

別の女性:
「脅迫…。言われるとキュッとなってしまったり、『そうせなあかんのかな』って思ったりと、脅迫されてるって受ける側は思うんじゃないかな」

男性:
「違反行為をしているわけだから、これは条例に当てはめただけで、別の法律の角度から見ることもできるじゃないですか。『泥棒』って言ってるじゃない。名誉棄損になるよね?」

別の男性:
「こういう人は、寂しいんだよ、生きてるのが…。この人に(罪を)理解させるために、身柄を拘束して、きちっとけじめをつけるのは大事なことやね」

 と様々なご意見が…。

逮捕された女:
「商売倒産~商売倒産~。それなんの商売や。ボケタレ」

 もし隣人にこんな人がいたら…。

 ご近所トラブルで問える罪について、菊地幸夫弁護士が解説します。

Q.今回は兵庫県迷惑防止条例違反容疑での逮捕となりました。この条例だと懲役6か月以下または罰金50万円以下ということになりますが、先生の見解はいかがでしょうか?

菊地弁護士:
「罰金20万円程度、20日程度で帰宅も考えられると思います。

 1回この前に警察が立件されているそうで、今回は2回目の警察の動きということになります。前回は『ダメですよ、もうやめて下さい』という形で終わっていたようです。今回はそうはならないだろうということで、罰金に1歩前進ということになるんじゃないかと思います」

Q.20日程度で帰ってくるというのは被害者の方にとっては…

菊地弁護士:
「否認をしているということで、10日の勾留を延長されてさらに10日、合わせて20日程度で、『罰金をおさめなさい』と言う命令を受けて帰宅…ということもあるのではないかと思います。

 常習ですと懲役1年と刑がアップするんですけど、なかなか常習というのは立証がなかなか難しいんです」

Q.ほかの罪というとどんなことが考えられますでしょうか?

菊地弁護士:
「そうですね。例えば相手の方が精神的に病んでしまって…ということになれば傷害罪もあり得ますが、今回は幸いそこまではいっていないようです。

 インタビューにお答えいただいた方の中に『名誉棄損じゃないか』とおっしゃっていた方がいらっしゃいましたが、鋭いご意見です。それは成り立ち得るかと思います。名誉棄損だと懲役3年まであり得ます」

Q.また先生から何かアドバイスはありますか?

菊地弁護士:
「民事の問題としては、本意ではないと思いますが、最終手段は引っ越して損害賠償請求をするということが考えられます。『あなたがこうしたから引っ越さざるを得ないんですよ』ということで引っ越し代の損害賠償とか。このような解決策も選択肢の一つとしてはあると思われます」


(関西テレビ3月13日放送『報道ランナー』内「そこが聞きたい!菊地の法律ジャッジより)

最終更新:3/16(土) 7:20
関西テレビ

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