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スープ市場は野菜・冷製に伸びしろ トマトスープは2ケタ成長

3/16(土) 20:00配信

日本食糧新聞

スープ市場に主力のコーン以外の野菜、手軽な冷製メニューが定着し始めた。昨年は暖冬で全般に苦戦したが、トマトスープなどは2桁成長した。特に冷製は天災などで販促できず、今年の伸びしろは十分ある。即食や小腹満たし、調理用途などで需要を分け合う野菜飲料、具だくさんのソースも展開が加速。それぞれの販売チャネル、売場で自然原料由来の健康価値を増幅する。

野菜スープはカボチャやホウレンソウメニューを揃え、近年着実に拡大。健康志向の深まり、生鮮野菜の高値続きなどによって野菜摂取、代替ニーズが盛り上がった。

最近は特にトマトスープが伸び、全体ランキングのトップ10入りが目前。夏の旬が訴えられる冷製、具材感のあるミネストローネ提案などが進む。トマトジュースの機能性表示による価値向上、消費増大などが追い風になっている。

冷製スープは夏に減退する食欲、健康的なスナック需要を喚起し、閑散な夏商戦を開拓した。市場構成比は5%未満だが、湯沸かしの手間無し、おしゃれなイメージも手伝って毎年大幅増。昨年は味の素社、ポッカサッポロフード&ビバレッジの大手2社が揃って、拡充などの育成策を打ち出した。

2018年は例年以上の酷暑や7月の西日本豪雨などによって、販促スケジュールや物流、商品展開が混乱。本来のポテンシャル以上に伸ばしきれず、需要の積み残しは相当ある。大手量販店惣菜の冷製提案も始まるとみられ、話題も多く提供されそうだ。

野菜の代替摂取の代表格である野菜・果実飲料は、トマトジュースを中心に昨年も成長した。先行するカゴメは2018年10月から、人気の「野菜生活100Smoothie」で「ソイポタージュ」2品を発売。秋からの冷製提案ながら販売は順調に推移し、室内は暑いオフィス需要や甘くない味わいへのニーズを得た。9日から全国発売し、飲料売場からのスープ展開を本格化する。

ソースもトマトメニューの具だくさん、濃厚、チューブ容器などの新提案が盛ん。提案内容やターゲット、食シーンを変えて国民の健康増進を促す。

最終更新:3/16(土) 20:00
日本食糧新聞

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