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【ブラジル】サンパウロ州内工業 45%が「資金調達しない」

3/16(土) 7:03配信

サンパウロ新聞

 ブラジルの消費、経済の中心地であるサンパウロ州で工業に従事する企業各社の資金調達意欲がしぼんでいる。

 15日付伯メディアによると、サンパウロ州工業連盟(Fiesp)が同日発表した調査結果は、同州内の工業企業の中で資金調達意欲があるのは全体の4分の1にも満たない少数であることを示している。そして、資金調達意欲を持つ企業の中では、設備などへ投じるための資金よりも運転資金を求める企業の方が多い。

 同調査は2018年の末にサンパウロ州内の工業企業513社に対して実施された。この513社の中で19年に資金調達を行うとの考えを示したのは24.1%で、それを大きく上回る45.1%は資金調達を行わないと回答、「まだ分からない」と答えた企業は27.7%だった。残りの3.1%は回答しなかった。

 19年に資金を調達する意向を示した企業に対してその用途を尋ねた(複数回答可)ところ、運転資金のためとした企業は59.2%、投資のためとしたのは49.6%だった。ほかには、借金の返済または債務整理が28.8%、輸出資金が5.6%だった。

 同調査では、資金の調達先として伝統的な商業銀行を挙げた(複数回答可)のは資金調達意欲を示した企業の67.2%で、国営の社会経済開発銀行(BNDES)を挙げたのは56.0%、信用協同組合を挙げたのは12.8%だった。

 なお、19年に資金を調達する考えはないとした企業の62%は自己資本のみを使うと回答。そして他の31.2%は、19年には運転資金も投資資金も必要になるとは思わないと答えた。また、資金調達について「まだ分からない」と答えた企業の62.5%はその理由について、ブラジルの経済状況の改善を待っていると答えた。

サンパウロ新聞

最終更新:3/16(土) 7:03
サンパウロ新聞

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