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子どもがお薬を飲んでくれない! どうしたらいいの?

3/16(土) 11:07配信

BuzzFeed Japan

私たち長野県佐久地域の小児科医は、定期的に地域の保育施設を巡回して出前講座を行っています。プロジェクトの名前は「教えて!ドクタープロジェクト」です。

講座に先立って質問を募集すると、「薬を飲んでくれない」といった子どもの薬の悩みも少なくありません。

そこで出前講座の場で薬の悩みについて聞いてみました。また、SNSで、実際に保護者の皆さんが薬を飲ませるためにお子さんにしている工夫を聞いてみると、あっという間に100件を超えるコメントが集まりました。

コメントからは、薬を飲ませるためにあの手この手を繰り出しているお母さんお父さんの姿が浮かびます。薬の飲ませ方で苦労されている保護者がこんなにいるのかと改めて感じました。

そこで今回は、こどもの薬について、特に「飲ませ方」についてよく聞かれることを中心にまとめることにしました。
【寄稿:坂本昌彦・佐久総合病院佐久医療センター 小児科医長】

薬を飲む回数(投与回数)は変えられる?

血液中のお薬の濃度が維持される時間は薬ごとに違い、回数は薬ごとに決まっています。そのため基本的に回数は変更できませんが、保育園などで日中に飲ませられない場合、昼の内服を保育園終了後の夕方、夕食後の内服分を夜にずらせる場合もあります。

一般的には、例えば1日3回の場合、最低4時間以上の間隔が空いていれば飲ませて構いません。詳しくはかかりつけ医の先生とご相談ください。

薬を飲んだ後に吐いてしまった!飲み直すべき?

これは飲んでから30分が境目となります。飲んでから30分以内に吐いた場合は、ほとんど消化されていないため飲み直してください。

飲んだ後30分以上経過している場合には、ある程度消化されていると判断し、飲み直しは不要です。

ただし、てんかんの薬や不整脈の薬、免疫抑制剤などでは、吐いた場合に飲み直すべきかどうかの判断が分かれる場合があります。こちらもあらかじめ主治医の先生と相談しておいてください。

飲ませるタイミングをどうしよう?

薬を飲ませるのは食後、と考えられていることは多いです。たしかに成人の薬は「食後」で処方される事が多いです。

しかし、子どもの場合は食後にこだわる必要はありません。食前でも食後でも「とにかく飲ませる」がクリアできればOKです。

その理由は、子どもは食後に薬を飲むと吐いてしまったり、満腹で口を開けてくれなかったりすることもあるためです。

食前の方が失敗は少ないことが多く、薬を飲ませるのが大変だったのが、食前に切り替えただけで解決する例もあります。決められた量や回数を守れることが最優先です。

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最終更新:3/16(土) 12:47
BuzzFeed Japan

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