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JX-ENEOS 渡嘉敷来夢×宮澤夕貴 「ビッグになりたい」と口をそろえる2人のMVP(後編)

3/16(土) 11:59配信

バスケットボールキング

JX-ENEOSサンフラワーズの優勝で幕を閉じた第20回Wリーグ。これにより、JX-ENEOSは前人未到の11連覇を達成した。その快挙に大きく貢献したのがレギュラーシーズンMVPの渡嘉敷来夢とプレーオフMVPの宮澤夕貴。
1991年生まれの渡嘉敷は、日本人として3人目となるWNBAプレーヤーで、今シーズンも安定したプレーでけん引。一方、1993年生まれの宮澤は、JX-ENEOS入団後に身に付けた3Pシュートを武器としてオールラウンドに得点を挙げた。
一緒に戦って7年目。そんな2人のMVPにシーズンのこと、互いのこと、そして今後への思いを語ってもらった。

前編はこちら

取材・文=田島早苗
写真=兼子慎一郎(インタビュー)、伊藤一充(プレー)

「タクさんは私の指導係なんです」(宮澤)

――改めてそれぞれのプレーの印象を聞かせて下さい。
宮澤 先に言うね。タクさんは、3Pが打てるようになって…。
渡嘉敷 真顔で聞こ(笑)。
宮澤 上から目線ぽくなっちゃいますが(笑)、そこが急成長。それまではタクさんのディフェンスが私に寄ったら、タクさんが外にいるから、まずボールを"返す"という考えでパスをしていました。でも、今シーズンは、ディフェンスが寄ってきたら、"3Pシュート打って"という考えになりました。
渡嘉敷 (ボソっと)入らなかったけど…。
宮澤 4アウトの攻めでも選択肢が増えたというか。あと、今シーズンは、タクさんにパスを入れることが多くなった。アシストが増えたと思います。「今、裏取るんだろうな」というタイミングがすごく分かって。ファイナルではあまりなかったけどね。1度弱いパスを取ってくれた。あれは、もう少し強いパス出せばよかったなぁ。
渡嘉敷 大体そういう時はパスした後にアースは、「あーっ」とか言う。そのパスを取って自分がシュート決めると、(涼しい顔の演技をしながら)「ナイッシュー」って。あの「あー」は何?って思う。
宮澤 加減するとダメだね。やっぱりタクさんにしか取れないパスを出さなきゃ通らない。

――パスに目覚めたんですね。
宮澤 はい。今年からなんか、ね。(渡嘉敷を見る)
渡嘉敷 いきなりシーズン中に言ってきたんですよ。「私、パス上手くない?」って(笑)
宮澤 今シーズン、パスが通るよねって、ね(笑)

――そんな宮澤選手対して渡嘉敷選手の印象は?
渡嘉敷 昨年よりもアースに託すことが多くなったというか、「チームを引っ張っていかないといけないよ」というのを伝えつつ、それに応えてくれたシーズンだったと感じています。それこそ、今まではメイさんやリュウさんとやっていたことをアースに求めることが増えました。それに応えたのは、アースの努力だと思うし、成長だと思います。チームを勝たせないといけないという気持ちが昨年よりも強くなったと感じますね。入団当初から仲良くしてるけど。昨年以上に成長したし、まだまだ頑張っていけそうだね、一緒にね。
宮澤 指導係なんです、私の。

――指導係とは?
宮澤 (JX-ENEOSに)入る時に、「来たら自分が育てるから」って言ってくれて。
渡嘉敷 この話は書くしかないよ、絶対(笑)。
宮澤 高校3年生で(進路を)相談している時だよね。
渡嘉敷 そう。進路どうしようって言ってたから、「来てくれるのは嬉しいけど、やるのは自分だから」って。
宮澤 「自分で決めな」ってね。
渡嘉敷 「でも、来たらしっかりと育てるし、絶対に自分がいる間は優勝し続けるから」と、言いました。で、負けたよね(笑)。
宮澤 負けたね(笑)。私は1年目の皇后杯、負けています。
渡嘉敷 あまり大きな声では言えないけどね…。
宮澤 そうしたら、負けてるのに皇后杯の表彰式でタクさんがヘラヘラしてたんですよ。私は金沢総合高校時代にそういうことは絶対になかったから、「え、負けてこういう感じなの?」って思って。でも、その後、寮に帰って選手みんなで集まってご飯を食べていたら、「自分のせいで負けた~」と、タクさん泣いて。
渡嘉敷 思っていることはあったんですよ、ちゃんと。でも、自分が落ち込んでいても良くないかなと思ったから。その時って21歳ぐらいでまだ若いじゃないですか。だから自分なりにチームを盛り上げようじゃないけど、「大丈夫だよ」というのを見せたかったんだと思います。

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最終更新:3/16(土) 12:29
バスケットボールキング

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