ここから本文です

「国宝魚」タイワンマス保護活動に成果 個体数、過去最高に/台湾

3/17(日) 16:20配信

中央社フォーカス台湾

(苗栗 17日 中央社)行政院(内閣)農業委員会により絶滅の危機に瀕する淡水魚に指定されている「国宝魚」タイワンマスの保護に取り組む雪覇国家公園管理処はこのほど、園内の七家湾渓(中部・台中市)でタイワンマスの個体数が最新の統計で5059匹に達したと明らかにした。過去最高の個体数で、すでに自然繁殖が可能だという。

日本統治時代の1917年に中部の山中で日本人研究者によって発見されたタイワンマス。サケ目サケ科に属し、氷河期時代に残された個体が何らかの理由で陸封されたと考えられており、学術的にも貴重な魚類。日本統治時代には台湾総督府により「天然記念物」とされた。

生息に適しているのは水温15度以下の河川で、亜熱帯の台湾で条件を満たすのは標高1500メートル以上の山のみ。環境の変化などにより、95年には個体数が200匹にまで落ち込んだ。中部を流れる川の上流域、七家湾渓で同処による保護活動が進められ、近年は七家湾渓以外にも生息地が増えつつある。

同処によれば、繁殖に大きな影響を与える要素に台風がある。2012年と13年は台風による洪水に見舞われ、個体数が台風襲来前の3分の1にまで激減。だが、15年から18年にかけては台風が少なかったため、個体数が順調に回復した。

(管瑞平/編集:楊千慧)

最終更新:3/17(日) 16:20
中央社フォーカス台湾

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事