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なくそう あおり運転 ドラレコ需要増、AIでイライラ抑え… 悪質運転防止の取り組みを追う

3/17(日) 6:02配信

上毛新聞

 2017年6月に神奈川県の東名高速道路で家族4人が死傷した事故などを機に、「あおり運転」への関心が高まっている。警察庁は18年1月、道交法だけでなく「あらゆる法令を駆使して」捜査を徹底するよう全国の警察に通達した。

◎「車社会」群馬に不安高まる 県警が対策に力

 群馬県富岡市の上信越自動車道下り線で昨年5月に起きた事故で、群馬県警は大型トラックの運転手を自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)容疑で逮捕。先月21日に運転手に有罪判決が言い渡され、判決が確定した。

 捜査機関が対応を強める一方、運転時の自衛策としてドライブレコーダーが定番となりつつある。あおる側に対しては、人工知能(AI)を活用して感情を落ち着かせようとするシステムの開発も進む。

 あおり運転を巡っては、「これまでにないほど厳しい視線が向けられている」(捜査関係者)。危険で悪質な運転を防ごうとする取り組みを取材した。

■車線変更に激高

 「頭に血が上っていて、前に入って同じ思いをさせてやろうと思った」

 上信越自動車道で昨年5月、あおり運転をした上、トラックの男性にけがを負わせたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の罪に問われた福井県の運転手(42)の公判。被告人質問で、攻撃的な行為に出た心境を供述した。

 当時、男性の車線変更に腹を立てた。「近い距離に入られた気がした」ため、抜き返して男性の前方で減速。2車線にまたがっての走行や蛇行を繰り返した。自らの非を認めつつ、こうも述べた。「相手もプロだから(事故を)うまく回避すると思った」

 検察側が読み上げた調書で、男性は「運転に対する気持ちが変わるくらいの刑罰を」と求めた。運転手に言い渡された有罪判決とは別に、今回の行為は運転免許の取り消しと、再取得の欠格期間を5年とする行政処分に該当する。

■車の前後を撮影

 公判では証拠として、男性のトラックに取り付けられたドライブレコーダー(ドラレコ)の映像が採用された。ドラレコはあおり運転対策としても注目されている。

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最終更新:3/17(日) 6:02
上毛新聞

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