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ゴーン被告保釈から見える日本の“慣習”にある取り調べの問題点

3/17(日) 9:12配信

ニッポン放送

ジャーナリストの須田慎一郎がニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(3月11日放送)に出演。カルロス・ゴーン被告保釈の裏にある日本の人質司法について解説した。

カルロス・ゴーン被告保釈~日本の人質司法とは

3月6日、保釈保証金10憶円を東京地裁に納付し、東京拘置所から保釈された日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告。保釈が認められた訳と、日本の人質司法の在り方について須田慎一郎が解説する。

飯田)最初の逮捕から108日経って保釈ということになりました。検察の筋で、認めないとずっと拘留されることがよく言われており、人質司法という呼ばれ方もしますね。

須田)多くの新聞では異例の保釈と言って、この保釈自体が驚きなのだという報道の仕方をしますが、本来はこれが普通だと思うのですよ。多くのメディアはどちらかと言うと東京地検特捜部寄りの論調や記事が多いから、そういう表現を使っているしそう思い込んでいるのかもしれません。でも僕はこれがあるべき姿ではないかなと思うのですよね。

なぜゴーン被告は拘置され続けたか~証拠隠滅も口裏合わせもできないはずだった

須田)カルロス・ゴーン被告は、言ってみれば会社法違反で逮捕されているわけですよね。つまり有価証券報告書の虚偽記載よりも、特別背任罪の方が本丸なのです。それについてはすでに起訴されていて、起訴されたということは取り調べはもう予定されていない。ではなぜ保釈されないかと言うと、理由はただ1つ。保釈してしまうと証拠隠滅をしたり、あるいは口裏合わせを関係者とするのではないかという見方をされていたので、保釈が認められなかったのですね。
ところが今回の日産自動車の事件を見てみると、事実上の司法取引をして、本来なら刑事責任を問われないといけない日産サイドの人間を、責任は問わないという条件のもとに全面的な協力を受けている。証拠や供述についても、ほとんどが日産自動車サイドから東京地検特捜部に提供されているのですよ。つまり、ゴーン被告サイドから強制捜査で押収されて、決め手になるような証拠はどこにもないのです。

飯田)もうすでに。

須田)そうすると証拠隠滅のしようがないですよね。自分の手の届かないところにあるわけだから。残っているのは口裏合わせですが、でもそこで誰と口裏合わせをするのですか? 唯一考えられるのはケリー被告ですが、そこについても一定程度は認めるということになっている。本来やらなければいけないのは日産自動車サイドですが、そこはゴーン被告にとって敵なのですよ。

飯田)そうですよね。司法取引をしているわけだから。

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最終更新:3/17(日) 9:12
ニッポン放送

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