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「中学受験は意味がない」と思っても子供に受験をさせる親の心理

3/17(日) 11:00配信

LIMO

出身中学はどこまで大事?

では、社会人となって振り返ってみると、そこまで中学受験が大事であったかという話です。

職場で、最近ではあまり出なくはなっていますが、出身大学が話題になることはあります。ただ、中学や高校が話題になることはほとんどないというのが実際ではないでしょうか。

極端に言ってしまえば、「大学受験さえ辻褄を合わせてしまえば、何も中学受験をしなくてもよくないのか」というのが私の結論です。

地方の公立高校出身でも、東大に進学し、その後、外交官になっていたり、有名大学の教授になっている友人もいます。コストパフォーマンスを考えれば、私立中学ではなく、公立高校から自分の希望する大学に進学するのがもっとも満足度が高くなるのではないでしょうか。

就職活動での勝ち組の条件

もっとも、どれだけ有名な大学に進学し、成績が優秀でも苦労するのが就職活動です。

企業は、自分たちのビジネスを通じて、利益を生み出せる人材が欲しいわけです。そこで重要なのは、コミュニケーション能力と何かをやり切る力だと言えます。

私も新卒で入社した金融機関では、新人研修が終わった直後から採用活動に駆り出されました。いわゆるリクルーターのお手伝いです。そこでの採用活動の舞台裏は、自分の出身大学者で就職を希望する学生の面談の調整やスクリーニングです。

就職活動は一見すると大学ごとの競争のように見えますが、採用する側も「どの大学からどのくらいの人数」と決めていることがあります。そのようなケースでは、同じ大学の就職希望者との競争になります。

そこでは、ちゃんと挨拶ができるかに始まり、自分のしてきたことやしたいことがはっきりといえるか、その人物が入社した時のイメージができているか、配属されたときにチームにうまく溶け込めるか、また最終的には人事担当役員や人事部長に会わせても問題がないか、などが論点になります。

外資系金融機関での衝撃

私は外資系金融機関でも勤務してきましたが、そこで感じたのは日本の大学を出ただけ、というのだけでは無力だなという点です。

私がいた職場では、東大にはじまりハーバードやスタンフォード、オックスフォードやケンブリッジといった大学を卒業した国際色豊かなチームでした。私が入社した当時は留学経験もないのは私くらいでした。チームメンバーの外国人といえども流暢な日本語を操り、学力だけではなく言語力もある人ばかりです。

そのようなメンバー構成でしたが、仕事ができない、またパフォーマンスがうまく出せないという人は大体3年を目途に、言葉を選びながら言えば、会社を去っていきます。それを見ていた感想としては「どれだけいい大学を出ていても、現実は厳しいなぁ」というのが本音です。

では、厳しい競争の中で生き残っていた人はどんな人材なのでしょうか。

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最終更新:3/17(日) 20:20
LIMO

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