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華麗な足技から走って、走って…鳥栖の窮地を救った元バルサ、FWクエンカ「本当に幸せ」

3/17(日) 18:19配信

ゲキサカ

[3.17 J1第4節 鳥栖1-0磐田 駅スタ]

 時計の針は90分を回っていた。1人少ないサガン鳥栖にとって、0-0のまま試合を終わらせれば開幕からの連敗を3でストップさせ、勝ち点1を獲得できる状況だった。しかし90+2分、FWイサック・クエンカがチームを初勝利へと導く決勝点を叩き出した。

 後半6分にFWフェルナンド・トーレスが負傷交代し、同17分には2度目の警告を受けたDF高橋祐治が退場して数的不利に陥ってしまう。開幕から3試合連続完封負けの鳥栖にとって厳しい状況となったが、粘り強い守備でゴールを守り続けると、同36分にFW金崎夢生に代わってクエンカがピッチへと送り込まれた。

 そして、後半アディショナルタイムに背番号7が魅せる。自陣ハーフウェーライン付近でFW豊田陽平の落としを受けると、寄せてくる相手を巧みな足技で翻弄してボールキープ。タッチライン際を駆け上がるMF原川力へヒールパスを送り、自身は一気に前線へと駆け上がる。MF高橋義希にボールを預けた原川が裏のスペースに飛び出し、リターンパスを受けて左足クロスを送ると、PA内まで走り込んでいたクエンカがニアサイドでヘディングで合わせて移籍後初ゴールとなる劇的な決勝点を叩き込んだ。

 試合後のインタビューでクエンカは「間違いなく中に入っていけば、リキ選手から良いクロスが上がってくると分かっていた」と仲間への信頼を語った。

 バルセロナの下部組織で育ったクエンカは、当時指揮官だったジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンC)の下、2011年にトップチームデビュー。バルセロナでは公式戦30試合に出場し、4得点を記録した。その後はアヤックス(オランダ)やブルサスポル(トルコ)などを渡り歩き、今季、スペイン2部レウスから鳥栖に完全移籍。前節FC東京戦でJデビューを飾り、続けて得た出場機会できっちりと結果を残した。

「間違いなく、この時間は本当に幸せなものであり、皆さんにもそういったものを見せたかった。これからも続けていきたい」とリーグ戦初勝利の喜びをファン・サポーターと分かち合い、白い歯を見せた。

最終更新:3/17(日) 18:57
ゲキサカ

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