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まさに海上の航空基地、自衛隊最大の船・護衛艦いずもに乗ってみた 「意識変えないと」と語った艦長の思い

3/19(火) 7:02配信

withnews

巨大エレベーターで甲板へ

 では乗艦です。ヘリ9機を積めるビルのような船体を仰ぎながら歩き、中央の車両乗降用ハッチへ。さらに奥に見える出っ張りは船外へ突き出している昇降機で、床が甲板まで上がっています。いずもの格納庫と甲板をつなぐ5つの昇降機のうち2番目の大きさで、14m×15mあります。

 「いずもIT長」の牧野兼治1尉を案内役に、乗員らの敬礼を受けながら乗り込むと、いきなり格納庫です。長さが170mもあり、体育館がすっぽり入りそう。そういえば2年半前、稲田朋美防衛相が就任した頃に横須賀を訪れ、ここで4百数十人の乗員を集めて訓示しました。それを見たのを思い出します。

 格納庫を艦首の方へ少し行くと、一番大きな13m×20mの昇降機が床まで降りています。30トンまで積め、安全上1機ずつ載せる哨戒ヘリなら6~7トンで楽々です。この昇降機に報道陣や乗員ら40人ほどが乗り、10m上の甲板まで30秒でした。

 艦尾の方を見ると、左側に艦橋やレーダーのある高さ20数mの構造がそびえます。やはり2年半前に見た、横須賀を母港とする米空母ロナルド・レーガンを思い出しました。いずもはそれよりは小ぶりですが、ハッチから甲板への造りや広い甲板の雰囲気は似ています。

あの映画を思い出す

 運動会ができそうな甲板に、白く大きなXっぽい印が五つ並びます。ヘリの着艦の目印です。

 もしここから戦闘機が飛ぶとしたら? 5月下旬公開の映画「空母いぶき」の試写会を思い出しました。戦後日本が初めて持つことになる空母の話です。甲板が戦闘機の離陸には短いため、艦首の方が少し反ってジャンプ台のようになっていました。

 もちろん、そうしたものはこのいずもにはありません。改修されるかどうかは今後の政府の検討によります。

 いずもの構造は甲板より上が5層、下が8層になっています。

 甲板から狭くて急な階段を4層目まで上り、操艦を指示する艦橋を見た後、今度は降りて甲板の下2層目の「医務区画」へ。「いずもは多機能の護衛艦」という牧野1尉らの説明に力が入ります。ベッドは34床で手術室もある、いざという時は500ある簡易ベッドを格納庫に並べてもいい、国内では防災訓練に参加し、海外では人道支援活動に協力……。

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最終更新:3/19(火) 7:02
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