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まさに海上の航空基地、自衛隊最大の船・護衛艦いずもに乗ってみた 「意識変えないと」と語った艦長の思い

3/19(火) 7:02配信

withnews

空母運用の土台に?

 いずもはいつごろ戦闘機を載せ、空母への道を歩むのでしょう。日本の憲法と安全保障にとって重い問題です。

 本山艦長はそうした話には応じません。映画「空母いぶき」に触れると、「あれは空自が艦長なんですよね」と笑顔を見せただけでした。

 映画では、西太平洋にある日本の離島を奪おうとする「国籍不明の軍事勢力」から攻撃があり、いぶきが向かうことになります。戦闘機部隊を載せる空母は空の戦いのための兵器としての性格が強く、艦長は元空自エースパイロットから抜てきされたという設定です。

 いずもにもし、敵の戦闘機や船に対処するため遠くへ飛ぶ戦闘機ばかりが載り、本山艦長が語ったように対潜水艦戦で頼りになる哨戒ヘリがいなかったら、いずもをどうやって守ればいいのでしょう。その辺の難しさも映画でよくわかります。

 ちなみに防衛省によると、映画の制作者側から協力の可能性について打診され、応じなかったそうです。内規により「防衛省広報に有意義」と判断すれば、ただで協力することもあるのですが、「今回の協力は妥当でないと判断しました。原作の漫画が、実在する国の軍事組織が我が国に侵攻するという内容なので」(広報課)とのことでした。

 その辺が映画で結局どうなったかは控えますが、戦闘シーンがどこまでリアルかをめぐっては、OBを含む自衛隊関係者のいろんな声を聞きます。

 ただ、今回いずもで目の当たりにしたように、海自が持つ4隻のヘリ搭載型護衛艦に乗る隊員らは現実の日々で、「海上の航空基地」を持つメリットを感じながら、航空機運用の技術を磨いていることでしょう。

 将来もし日本が空母を動かす時、そうした海自隊員の蓄積が土台になることだけは確かだと思いました。

 最後に「確か」なことをもう一つ言わせてもらえば……。いぶきの外観はいずもにそっくりでした。

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最終更新:3/19(火) 7:02
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