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Dockerを導入する前に企業が絶対に知っておくべきこと

3/18(月) 11:02配信

TechTargetジャパン

 「Docker」は優れた技術だ。企業での導入も着実に増加している。Dockerの大きな魅力は、アプリケーションの作成、導入、実行という操作を大幅に容易にする能力にある。実行に必要な全ての要素をコンテナにラップし、このコンテナをオンプレミス環境やクラウドに導入できる。迅速かつ容易に仮想マシンを作成し、スケーリングできるようにもする。

 だが、Dockerには幾つか大きな問題が浮上している。

 Dockerをコンプライアンスに従い、パッチを適用し、セキュリティが確保された方法で確実に運用する手順を踏んでいても、何らかの問題が生じることがある。Dockerが小規模な開発者中心の運用ではなくなり、企業規模の導入が増えているところに原因がある。

 最も大きな問題の一つがコスト管理だ。これまでのDockerの成長は、主に開発者の草の根レベルの活動として発展してきた。その発展の要件やニーズは企業から求められたものではなく、開発者の気まぐれに左右されている。

 アプリケーションの要件を検討するに当たって開発者が最小限の仕様だと考えることは、現実の制約とは全く関係していないことが多い。

 Dockerをクラウドに展開し、クラウドプロバイダーから最初に受け取った請求書に衝撃を受ける開発者も少なくない。そこで、何らかの形で監視することが重要な最初のステップになる。

 どの部門が仮想CPUとストレージのコストを負担するかという問題を解決するのも簡単なことではない。

 こうした問題に対処するベストプラクティスは、妥協点を見つけることだ。ビジネスを実行するインフラのコスト管理を正しく行うことが必要になるだろう。開発システムや運用システムの要件は、ビジネスを運用するこのインフラから生まれる。

 ビジネス主導でプロジェクト中心の計画を立て、開発のコスト計算を正当に行い、稼働開始後はアプリケーションの配信と継続的サポートを行うことが不可欠だ。そうすればコストを適切に配分することができる。

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