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ブラックボックス解析、2件の墜落事故の「明らかな類似性」とは?

3/18(月) 10:59配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

エチオピア航空とライオンエア、2件のボーイング737MAXの墜落現場から回収されたブラックボックスの解析データは「明らかな類似性」を示した。エチオピアのモゲス運輸相がウォール・ストリート・ジャーナルなどのメディアに文書で述べた。

「エチオピア航空302便とライオンエア610便に明らかに類似性が示された。より詳細な調査の対象となる」

運輸相は、解析結果はアメリカおよびエチオピア当局による検証の後、4月中に公表される予定と述べた。

3月10日のエチオピア航空の墜落事故では157人が死亡、2018年10月のライオンエアの墜落事故では189人が死亡した。2件の事故が続いたことで国際的な調査が行われ、アメリカ、中国、インドネシア、シンガポール、オーストラリアほか多くの国々でボーイング737MAXは飛行停止となった。

3月15日、ブルームバークは、エチオピア航空の墜落現場から「ジャックスクリュー」と呼ばれる部品が見つかったと伝えた。ニューヨーク・タイムズに語ったとされる2人の関係者によると、部品は機の水平尾翼が上向きになっていたことを示していた。つまり機首を下向きにする力が働いていたことになる。

ジャックスクリューは水平尾翼の角度をコントロールする。ロイターによると、関係者はライオンエアの墜落現場から見つかった証拠と似ていると語った。

ニューヨーク・タイムズによると、調査当局は、新たに搭載された失速防止システム「MCAS(Maneuvering Characteristics Augmentation System)」が水平尾翼を動かしたか否かを調査している。MCASは機首が上を向いて機が失速することを防ぐシステム。

ライオンエアのMCASは、同紙によると墜落前に何度も作動していたと伝えられた。センサーの不具合によってシステムが誤って作動し、事故の原因となったと考えられている。

ジャックスクリューはまた、FAAによるボーイング737MAXの飛行停止の決定に影響を及ぼしたと伝えられた。

3月13日の文書でFAAは「FAAはアメリカの航空会社が運航、もしくはアメリカの空域で運航されているボーイング737MAXの一時的な飛行停止を命じる。FAAは新たなデータを収集し続けており、墜落現場からの新たな証拠と今日までの解析結果に基づいてこの決定を行った。この証拠と、FAAが今朝入手した衛星データの新たな精査結果を合わせて、この決定に至った」

[原文:Ethiopian Airlines and Lion Air crash black boxes reportedly showed 'clear similarities,' according to transport minister]

(翻訳、編集:増田隆幸)

Benjamin Goggin

最終更新:3/18(月) 18:06
BUSINESS INSIDER JAPAN

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