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荒川は海洋ごみ問題の最前線

3/18(月) 9:00配信

Yahoo!ニュース

ペットボトル、食品ポリ袋、プラスチック容器…

2018年の「調べるごみ拾い」で最も多く拾われたのが「ペットボトル」で3万5000個だった。次いで「食品のポリ袋」、「食品のプラスチック容器」と続く。ペットボトルはキャップを閉めた状態で捨てられることが多く、水に浮き岸に漂着しやすいことや手ごろなサイズ感もあって拾いやすい。10年連続で回収数トップだ。

「調べるごみ拾い」は、相対的ではあるものの、ごみの構成比を調べることで啓発につなげることに一役買っている(「数えるのが面倒」と言った声もあるが)。データは毎年とりまとめられ、関連する業界団体との意見交換等に活用されている。

いたちごっこのごみ拾い

25年間「捨てる人を減らし 拾う人を増やす」をスローガンとする荒川クリーンエイド・フォーラムだが、ごみのない荒川を実現するのは茨の道だ。

ごみがあるなら拾えばいい。しかし、いたちごっことも言えるのが河川・海洋ごみ問題だ。
写真は2017年9月、荒川のある場所を撮影したもの。大量に漂着したごみも細かなもの以外はほぼ除去することが可能だ。しかし時間が経つとまた新たなごみに覆われる。3カ月後の12月、大量の河川ごみが漂着していた。

漂着、1平方メートル・1カ月で約2キロ

このエリアでは、約1カ月でどのぐらいの河川ごみが漂着しているのだろうか。

指定した範囲に50センチ四方の正方形の枠を設け、10カ所を無作為に選んで枠内の河川ごみを回収し、1平方メートルあたりの漂着ごみの平均的な重さを調べた。三井物産環境基金や河川財団の資金援助を受けて行った。

その結果、1平方メートルあたり1カ月で約2キロものごみが漂着していることが分かった。ここは川の流れや風量・風向などの影響もあり特に漂着量の多いエリアだが、ごみが出ないようにすることの重要性を痛感させられた。

いずれにせよこのまま放置すれば、大雨などの増水でいつかは東京湾から世界の海へ流出し海洋ごみになる。プラスチックが素材の場合は水と二酸化炭素に分解されるのに数十年~数百年がかかると言われている。

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最終更新:5/9(木) 11:17
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