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「破産者マップ」が破産者の名前や住所を公開 弁護士「プライバシーの侵害」

3/18(月) 14:45配信

BuzzFeed Japan

過去に自己破産した人の実名や住所を地図上で閲覧できるようにした「破産者マップ」がネット上に公開され、波紋を呼んでいる。サイトの情報は官報のデータを元にしているとみられるが、複数の弁護士が「プライバシー侵害に当たる」として差し止めに向けて動いている。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】

サイトはGoogle マップを利用しており、地図上のピンをクリックすると、債務者名や住所、官報公示日、管轄の裁判所、事件番号が閲覧できる仕組み。

アクセス集中によるダウンと復旧を繰り返していたが、3月17日夜時点では閲覧可能だった。18日14時現在、アクセスはできるものの、地図を読み込めない状態になっている。

いじめ、自殺の懸念

SNS上では、自身の居住地域や知人の破産状況を調べて報告する人が続出。法律家の間では、いじめや自殺につながらないか、懸念する声が広がっている。

破産者マップの運営者を名乗るTwitterアカウントは個人情報保護の問題を指摘され、「官報を公表しているのは私ではなく、私たちの国」などと弁明している。

インターネット版の官報は直近30日間分に限り、無料で閲覧できる。これとは別に有料の官報情報検索サービスもあり、こちらは1947年以降の官報の情報を検索することができる。

官報情報の規約は…

ただ、官報情報検索サービスは利用規約で以下の行為を禁じている。

「本サービスの記事、図形等のデータを個人的な使用の範囲を超えて利用すること」

「甲又は第三者の財産、プライバシーを侵害する行為又は侵害するおそれのある行為」

規約違反の可能性を指摘されると、当該アカウントは「紙起こしの職人さんにお願いしてます」と述べ、ネット版ではなく紙の官報から写していると主張した。

「ネガティブな感情はない」

サイトの狙いは何なのか。

「(破産者に対して)ネガティブな感情はない」

「本当は警察か交通安全協会から歩行者の交通事故発生のデータをもらって、交通事故の時間帯別ごとにマップ化して、さらに携帯アプリにそのデータいれて、危険な場所にさしかかったら携帯が震えて知らせてくれようなものがつくりたかった」

運営者を名乗るアカウントはこうツイートしているが、真意は定かではない。

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最終更新:3/19(火) 9:38
BuzzFeed Japan

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