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「子育てやめます」妻に宛てた一通の手紙。ボクはあの時、育児うつになっていた

3/18(月) 11:04配信

ハフポスト日本版

「ワンオペパパ」として奮闘する僕だが、仕事がパンパンに詰まり、どうにもうまくまわらないある日、些細なことから息子を怒鳴り、暴言を止めることができなかった…。最低だ。そして、決めた。「しばらく子育てをやめます」━━。
結婚以来14年間、ほぼ全ての家事と育児を担当してきたというコラムニストの村橋ゴローさんが、ハフポスト日本版に自身の体験を寄稿した。

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あれは、ちょうど1年前、息子が3歳の頃だった。ボクの仕事がとても忙しく、スケジュールもパンパン。例えではなくて、寝る間も惜しんで仕事をしていた。

さて、この連載のタイトルに「ワンオペパパ」とある通り、ボクは兼業主夫だ。そのため多忙を極めたそのころも、掃除・洗濯・炊事といったほとんどの家事と育児も担当していた。「そんなの、自分が忙しかったら奥さんにやってもらえばいいじゃない」という声が聞こえてきそうだが、結婚以来14年間続けてきたボクのルーティン。忙しくても、何とかこなした。というか、「妻に頼む」という発想すらなかった。

くわえてその多忙を極めている「仕事」が、どうにも上手くいかない。努力の方向性を間違えているか、そもそも需要がないのか、どうにも上手くまわらない。それでも1日の大半を仕事に捧げるしかないという日々。そして大量の家事、そして育児。

いま思えば、このころにはもうコップの水が溢れる寸前だったのかもしれない。「家事はボクの仕事」「どんなに忙しくても全部こなさなければ」。誰かに相談することもなく、自分で決めたルールの中でもがき、必死になってこなしていた。ちなみに一切の家事・育児を、妻から「やって」と頼まれたことはない。それなのに、すべてを自分ひとりで抱えていたのだ。

平日フルに働いても、まだ仕事はこぼれる。土日もガッツリとりかかりたいところだが……週末は、子どもと遊ばないといけない。妻も当時は、フルタイムで働く会社員だった。土日くらいはゆっくり休みたいだろう。そう思い、土日は朝から子どもを外に連れ出し、午後3時くらいに家に帰る、という役目をボクが担当していた。

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