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NZ銃乱射事件で広がる“暴力の連鎖”に“許し”で立ち向かう妻殺された男性の言葉

3/18(月) 19:35配信

AbemaTIMES

 15日、ニュージーランドのクライストチャーチで、イスラム教のモスク2カ所が襲撃された銃乱射事件。警察は28歳のオースラリア人、ブレントン・タラント容疑者を殺人容疑で逮捕した。単独犯とみられている。

 この事件で、これまでに50人が死亡しけが人も50人にのぼっている。被害者はサウジアラビアやアフガニスタンなど中東地域からの移民や難民だった。ニュージーランドのアダン首相は16日、「ニュージーランドでもオーストラリアでも、容疑者は要注意人物リストには載っていなかった」とコメント。さらに、事件の9分前に74ページに及ぶ犯行声明を首相を含むおよそ30人以上に送っていたこともわかっている。

 16日、裁判所に出廷するも沈黙を貫いたタラント容疑者。しかし、欧米メディアは容疑者のある仕草に注目している。容疑者は3本の指を立て「W」、親指と人差し指で丸を作り「P」を象ったが、これは「White Power」と白人の力を誇示する意味として白人至上主義者の間で使われているサインだという。

 今回、タラント容疑者は銃撃の様子を頭につけたカメラで中継。使われたアカウントはFacebookによって削除されたが、その動画は瞬く間に拡散された。Facebookは24時間で150万件を削除したというが、動画はいまだ拡散し続けている。

 毎日新聞によると、タラント容疑者は2010年、父親ががんで死去したことをきっかけに欧州を旅行。犯行声明には「フランスではどこにいっても侵略者(移民)がいた」などの記述があり、欧州旅行を通じて排他的な思想を強めていったとみられている。祖母も「海外旅行をしてからあの子はすっかり変わってしまった」と話しているということだ。

 今回の事件について、テレビ朝日元アメリカ総局長の名村晃一氏は「ヨーロッパ、特にフランスは移民が多く、極右の人たちが意見を強く主張するようになっていった。米CBSによれば欧州の極右による暴力的な犯罪は増えていて、2017年は前年比で43%増。加速度的に事件が増えている中で容疑者は影響を受けたのだと思う」との見方を示す。

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最終更新:3/18(月) 19:35
AbemaTIMES

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