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/中 県民沸かせた秋田商 2度の8強 /秋田

3/19(火) 11:37配信

センバツLIVE!

 平成の秋田のセンバツ史では県勢の最高成績は8強だ。第76回大会(2004=平成16=年)と第78回大会(06年)で、ともに秋田商が進出した。

 第76回大会で秋田商は24年ぶりのセンバツ切符を、前回大会(03年)から創設された「希望枠」で得た。希望枠は各地区の補欠1位校から守備力が特に優れた1校が選出され、第80回大会(08年)まで設けられた出場枠のことだ。秋田商はエース・佐藤剛士投手(元広島)を中心とした堅い守備力を武器に甲子園へ乗り込んだ。さらに同校の佐々木陽祐主将が開会式の選手宣誓を務める一幕もあった。

 秋田商は初戦の鳴門工(徳島)戦で定評通りの守備力を発揮。佐藤投手が8回1被安打無失点、11奪三振と抜群の投球を見せた。一方の打線も18安打と大爆発。10-0の完勝で、県勢18年ぶり、平成では初のセンバツ勝利を挙げた。続く甲府工(山梨)戦でも佐藤投手が相手打線を被安打2で完封。攻撃では4番・吉田良内野手の本塁打などで3点を挙げ、3-0で勝利した。準々決勝の愛工大名電(愛知)戦は2本塁打を浴び、15三振を喫するなど投打に圧倒され1-7で敗れたが、23年ぶりの県勢8強入りは県民の記憶に刻まれた。

 その2年後の第78回大会。秋田商は前年の秋季東北大会を制し、センバツに臨んだ。

 初戦の東海大菅生(東京)戦では五回までに8失点し6点のリードを許すも、六、七回と集中打で計8点を挙げ逆転。八回表に同点とされるが、その裏に白旗瞬投手の決勝適時打で勝ち越しに成功し、11-10で降した。

 続く今治北(愛媛)戦では九回に3点差を追いつかれたが、延長十二回裏1死二塁から佐々木弘史主将がサヨナラ適時二塁打を放ち、2年前に続く8強進出。佐藤洋投手は12回で計187球の力投を見せた。

 準々決勝の相手は名門・PL学園(大阪)だった。4点を追う九回裏、相手エースの前田健太投手(現ドジャース)に3連打を浴びせ1点を返す粘りを見せたが、4強には届かなかった。

 平成に開催されたセンバツで県勢は計5勝。その内の4勝をこの2大会で挙げた秋田商は平成のセンバツ県史を最も沸かせた県勢と言えるだろう。【高野裕士】

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 2004年(第76回大会)

1回戦  ○秋田商 10-0 ●鳴門工(徳島)

2回戦  ○秋田商  3-0 ●甲府工(山梨)

準々決勝 ●秋田商  1-7 ○愛工大名電(愛知)

 2006年(第78回大会)

1回戦  ○秋田商 11-10 ●東海大菅生(東京)

2回戦  ○秋田商  4-3  ●今治北(愛媛)

準々決勝 ●秋田商  1-4  ○PL学園(大阪)

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最終更新:3/19(火) 11:52
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