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<彼方のアストラ>マンガ大賞受賞作、週刊少年ジャンプの企画会議では“完全ボツ”に

3/19(火) 18:45配信

まんたんウェブ

 マンガに精通する書店員らが「その年一番の面白いマンガ」を選ぶ「マンガ大賞」。今年の大賞は、篠原健太さんの「彼方のアストラ」(集英社)が選ばれた。19日の授賞式に登場した篠原さんは、自身の人気作「SKET DANCE(スケットダンス)」の連載終了後に1年練った企画をボツにした後でわずか数時間で新企画がひらめいたことや、週刊少年ジャンプの連載を目指した企画会議で“完全ボツ”になった経緯などを苦笑いしながら明かした。

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 ――作品誕生の経緯は。

 最初はSFをやろうとは思っていませんでした。「SKET DANCE」の連載は、自分(の意思)で終わらせたので、次の作品は学園コメディーとは違うものを考えていました。もちろんジャンプ編集部は同じタイプの作品を願っていたかもしれないけれど、それならば「SKET DANCE」を続ければ良かったので。それから1年間かけてバトルものを考えたけれど『このままでは勝算がない』と思ってボツにしました。その数時間後に、雑談の中で「宇宙へ行く」という話があって、(彼方のアストラの)骨子ができました。その瞬間までSFになるとは思っていませんでした。

 ――ボツにした企画、なぜ勝算がない?

 バトルものに悩んでいたのは、敵を作れなかったから。どう戦うかは考えても、何と戦う?となってしまうので、設定を作れずにいました。でも冒険ものにすれば敵はいなくてもいい。自然と対峙(たいじ)すれば、自然が敵になるし、困難と戦える。僕は、少年マンガの才能がない。必殺技を考えるより、戦略的に行くタイプなので、ジャンプの王道(バトルマンガ)をやるには、食い合わせが悪いと思っていました。

 ――SFは書きたかった?

 いや全く。SF小説は読んでいないし、好きだったら(とっくに)書いています。SFの知識もないですし。だから専門知識が必要なマンガにするつもりはありませんでした。

 ――しかし全5巻でのシナリオの完成度は高い。

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最終更新:3/19(火) 18:48
まんたんウェブ

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